症例VTR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 02:03 UTC 版)
「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の記事における「症例VTR」の解説
放置しておくと恐ろしい結果になりかねない病気を、実際の症例を元に構成されたVTRにより紹介していく。 症例の初期症状は発熱、鼻づまり、倦怠感、背中の痛みなど日常でもありがちなものが多い(稀に大きくなるホクロなど「よくわからない」もの)。ありがちなので、また痛み等はないので大したことはないだろうと放置、あるいは一応受診したものの似たような別の病気と判断された……と思い特に措置をしないでいると病巣は影で進行していて、ついに卒倒や激痛が走るなどの重大な事態(番組では「最終警告」と呼称)に至り、救急車で病院に救急搬送されて、緊急手術が行われるか、精密検査によりようやく本当の原因が分かるというパターンが多い(この辺りが「放っておくと大変なことになりますよ」)。そしてその後、「治療の甲斐無く、帰らぬ人となってしまったのです…」や「一命を取り留めた」「リハビリをしている」「発見が早期だったため回復した」などという結果・現状に至る。放送初期はほとんどが死に至るケースで一命をとりとめた場合でも障害が残ってしまうことが多かったが、放送後期は回復傾向など明るい方向へ向かう場合が多くなっている。また、死亡の場合は基本的に享年も表示されている。 また病名発表前、あるいは入院前に死亡の場合のVTRは病気になってしまった人が家族や職場の同僚等、親しい人の眼前、突然死というケースが多い。また、孤独死で発見された例もあった。それに対して病名発表後、あるいは入院後に死亡の場合のVTRは病院の病室・手術室または霊安室などのベッドの上に仰向けに寝た状態で死亡というケースが多い。病室の場合、医師、看護師が一礼して退出後、家族や職場の同僚が周囲で泣き崩れていることもある。また、すでに仏壇に遺影となっていることもある(後者は症例が癌の場合に特に多く見られる)。 この後、本当の病名とどういう病気かの解説、リスクファクター等や見逃していた特徴的な点についての説明がある。 発症者に多い又はリスクファクターとして認知されている性格や習慣(喫煙、掃除がおろそか、短気など)が盛り込まれていることが多いが、スティーブンス・ジョンソン症候群など原因が全く判明していないために予防の難しいものや炎症性乳癌のように早期発見ができても生存・治癒が極めて難しいものもしばしば存在する。 ありがちな症状と違う特徴的な点(いつまでも鼻水が止まらない、痛みの発生状況が食後すぐに限られるなど)は必ず盛り込まれ、強調されている。 体の中で変化している様子はCGによって描かれている。 VTRの最後には症状の画面と来宮のアナウンスで、「あなたは最近、○○が○○していませんか?」「○○がひどくはありませんか?」「そして何より、たかが○○だと軽くはみていませんか?」などといった注意喚起をし、「そのまま放っておくと、大変なことになりますよ」と述べて締めくくる。ただし、その逆のパターンもあり、物の使い方を守れなかったことで恐ろしい結果になりかねない病気は「(いつまでも)そんなことをしていると、大変なことになりますよ」と締めくくることがあった(その他にも「そんなことばかりしていると、大変なことになりますよ」「それらを歳のせいにしていると、大変なことになりますよ」「むやみに体を鍛えていると、大変なことになりますよ」「甘く考えていると、大変なことになりますよ」「軽く考えていると、大変なことになりますよ」「そんなことを続けていると、大変なことになりますよ」などがある)。なお、このような恐怖感をあおる演出は後継番組以降は控えめとなったが、『名医とつながる!たけしの家庭の医学』最終回のラストにおいて「大変なことになりますよ」の演出が復活している。
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