症例4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 14:36 UTC 版)
初診時56歳の男性。10歳で喘息を発症し“コルチゾン”を服用したが1ヶ月の半分は学校を欠席した。一時軽快した喘息症状が28歳で悪化し53歳で大学病院に入院。退院後も薬物療法のみで喘息は悪化。初診時のFEV1、1.50l(予測値の51,7%)とFEV1/VCPR42,0%は免疫治療開始1年後に最高値FEV1、2,68l(予測値の94,0%)とFEV1/VCPR75,7%に改善した。しかし6年間の総累積ダニ・アレルゲン注射量は320,000AU(1年平均53,330AU)で一回の最高維持量も900AUと高値にもかかわらず6年後にはFEV1は2,06l(予測値の76,3%)でFEV1/VCPRは59,7%に漸減した。本症例は喘息発症後46年経過してから免疫療法を開始したので気道の非可逆的な変化があると思われるが喘息症状は皆無である。
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