用紙搬送部とは? わかりやすく解説

用紙搬送部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 15:25 UTC 版)

複写機」の記事における「用紙搬送部」の解説

給紙部 用紙トレイから一枚ずつ転写紙複写機内部送り込む多重送りを防ぐ機構に、分離方式分離ローラー方式分離パッド方式がある。 レジスト部 用紙先端画像先端をあわせるため、一度転写紙止めてタイミング合わせるまた、ループ形成し給紙時に生じ斜め送り是正する作用もある。また、レジスト制御により、用紙先端余白幅の調整行われる転写、分離部 作像部転写分離と同じ。 搬送部 転写後の用紙定着部へと搬送する。熱に弱い感光体と、高温部の定着部との距離を保つ役割兼ねている定着部 転写紙上のトナー不安定なため、熱または熱と圧力ニップ圧)を同時に加えトナー樹脂成分溶着させる事で定着させる方式として、ローラ定着(「ローラー」という表記もあるが工業用語では長音略される)・フィルム定着フラッシュ定着などがある。ローラ定着 筒状金属芯材としてシリコン等で薄くコーティングした定着ローラ」と、棒状金属芯材としてシリコン等を厚くコーティングした加圧ローラ」の組み合わせにより、トナー定着を行う。ローラ自体保温材兼ねており、定着温度安定性比較的高いのと、ニップ圧を比較管理しやすいため、高速機カラー機多く使われている。しかし、保温材であるローラ規定温度達するまでに時間がかかるため、立ち上がり時間長いというデメリットもある。発熱材としては、長い間ハロゲンランプ使われていたが、近年ではIH方式誘導加熱による方式)が主流になりつつある。 フィルム定着 定着ローラかわりに、セラミックヒータと筒状フィルム組み合わせた方式多く場合加圧ローラ定着方式同じく加圧ローラを使う。保温材加圧ローラしか無いため、セラミックヒータが発する熱を直接定着に使う。そのため、立ち上がり時間は非常に短い。温度保持特性耐久性においてローラ定着方式に劣るため、多く場合は、普通紙による文書メインビジネス向けレーザ機に使われるフラッシュ定着 キセノン管を使用したフラッシュ光を凹面鏡等で集光し、その熱でトナー溶解させて定着させる方式装置が非常に大掛かりであり、それによって機器も非常に高価となるため、一般的なオフィス向け複写機には使われない用紙に対して触れ物が無いため、用紙へのダメージシワ再転写等)が無くスピードも非常に高速である。また、光量照射時間細かくコントロールすることによって、定着性コントロールきめ細かくできる。 排紙部 定着後の用紙が、溶解したトナー粘性で、定着ローラー巻き付く事を分離爪で防止させ、排紙トレイに導く。

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用紙搬送部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:37 UTC 版)

レーザープリンター」の記事における「用紙搬送部」の解説

給紙部 用紙トレイから一枚ずつ転写紙複写機内部送り込む多重送りを防ぐ機構に、分離方式分離ローラー方式分離パッド方式がある。 レジスト部 用紙先端画像先端をあわせるため、一度転写紙止めてタイミング合わせるまた、ループ形成し給紙時に生じ斜め送り是正する作用もある。また、レジスト制御により、用紙先端余白幅の調整行われる転写、分離部 作像部転写分離と同じ。 搬送部 転写後の用紙定着部へと搬送する。熱に弱い感光体と、高温部の定着部との距離を保つ役割兼ねている定着部 転写紙上のトナー不安定なため、熱または熱と圧力ニップ圧)を同時に加えトナー樹脂成分溶着させる事で定着させる方式として、ローラー定着フィルム定着フラッシュ定着などがある。ローラー定着 筒状金属芯材としてシリコン等で薄くコーティングした定着ローラー」と、棒状金属芯材としてシリコン等を厚くコーティングした加圧ローラー」の組み合わせにより、トナー定着を行う。ローラー自体保温材兼ねており、定着温度安定性比較的高いのと、ニップ圧を比較管理しやすいため、高速機カラー機多く使われている。しかし、保温材であるローラー規定温度達するまでに時間がかかるため、立ち上がり時間長いというデメリットもある。発熱材としては、長い間ハロゲンランプ使われていたが、近年ではIH方式誘導加熱による方式)が主流になりつつある。 フィルム定着 定着ローラーかわりに、セラミックヒータと筒状フィルム組み合わせた方式多く場合加圧ローラー定着方式同じく加圧ローラーを使う。保温材加圧ローラーしか無いため、セラミックヒータが発する熱を直接定着に使う。そのため、立ち上がり時間は非常に短い。温度保持特性耐久性においてローラー定着方式に劣るため、多く場合は、普通紙による文書メインビジネス向けレーザー機に使われるローラー定着同様、近年省エネ化のため、セラミックヒータの代わりにIH方式採用する機種出てきている。 フラッシュ定着 キセノン管を使用したフラッシュ光を凹面鏡等で集光し、その熱でトナー溶解させて定着させる方式装置が非常に大掛かりであり、それによって機器も非常に高価となるため、一般的なオフィス向け機器には使われない用紙に対して触れ物が無いため、用紙へのダメージシワ再転写等)が無くスピードも非常に高速である。また、光量照射時間細かくコントロールすることによって、定着性コントロールきめ細かくできる。 排紙部 定着後の用紙が、溶解したトナー粘性で、定着ローラー巻き付く事を分離爪で防止させ、排紙トレイに導く。

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