瓷器とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 工芸 > 焼き物 > 瓷器の意味・解説 

じ‐き【×瓷器】

読み方:じき

土器より堅い焼き物磁器成立以前原始的なものをさすことが多い。


瓷器


瓷器

読み方ジキ

中国唐代ではうわぐすりかかった施釉の器を指し現代中国では磁器を瓷器と表記している。

瓷器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/15 14:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

瓷器しき、またはじき)とは奈良平安時代史料にみられる、釉薬をかけた陶器(施釉陶器)を表す語。考古資料にいう「緑釉陶器」と「灰釉陶器」がこれにあたると考えられている。

白瓷灰釉陶器)大壺 平安時代 9世紀 東京国立博物館
青瓷緑釉陶器)手付瓶 平安時代 10世紀 東京国立博物館

概要

瓷器は、『和名類聚抄』器皿部・瓦器の条で「之乃宇豆波毛乃(しのうつわもの)」と読ませており、唐代の『一切経音義』では、釉薬をかけた陶器であると解説されている[1]。平安時代の史料には「青瓷(あおし)」と「白瓷(しらし)」の2語が見られるほか、『日本後紀』巻24の弘仁6年(815年)正月5日の条に、尾張愛知県)の陶工3名に瓷器の作陶技術を伝習したという記事がみられる。

同時代の考古資料として、愛知県猿投窯などで焼かれた国産施釉陶器の「緑釉陶器」と「灰釉陶器」が存在することから、青瓷は緑釉陶器を、白瓷は灰釉陶器を示し、両者を総称して「瓷器」と呼んでいたとみられる。静岡県浜松市伊場遺跡からは「志器」と墨書された10世紀代の灰釉陶器が出土している[2]

ただし、白瓷を灰釉陶器だけでなく白灰色の無釉陶器をも含めた呼称とし、青瓷を緑釉陶器を含む鉛釉陶器全般の呼称と見る意見もある[3]

脚注

[ヘルプ]

参考文献

関連項目


瓷器

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 03:13 UTC 版)

名詞

 (じき、または、しき)

  1. 硬い焼き物
  2. をかけた焼き物平安時代の「緑釉陶器」や「灰釉陶器」など。

発音(?)

じ↘き



瓷器と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「瓷器」の関連用語

瓷器のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



瓷器のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
陶芸三昧陶芸三昧
Copyright 2025 TOUGEIZANMAI All rights reserved.
陶芸三昧陶芸用語辞典
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの瓷器 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの瓷器 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS