現在とこれから
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 02:31 UTC 版)
入居開始から既に半世紀以上が経過した2020(令和2)年1月現在、少子高齢化による家庭構成員(いわゆる家族)の減少など社会情勢の変化に加え、原設計が古い住戸が現在の住宅ニーズに合致しないことによる空室率向上などを理由として、団地内の総人口は計画人口の3割ほどとなる約7千人まで落ち込んでいる。子供の転居や家族との死別などによる独居老人も多く、このまま対策を行わない限り今後も減少傾向が続くと見込まれる。 そのため、町田市では2013(平成25)年4月から3カ年にわたり、鶴川団地及び周辺地区の再生に向けて、鶴川団地居住者、周辺住民、都市再生機構、商店会の代表者による「町田市鶴川団地の団地再生に向けた地域検討会」を設置し、団地再生の課題及び方針並びに活性化に向けた取組の検討を行った。 この検討結果を受け、2016(平成28)年3月には「子育て支援」「魅力づくり」「高齢者支援」を柱とする「町田市鶴川団地と周辺地区再生方針」が策定され、当団地の活性化が図られることとなった。本方針ではハード・ソフト両面での様々な対策が行われることになっており、ハード面では都市再生機構による一般賃貸住棟の改修(ボックス住棟へのエレベーター設置など)や、鶴川団地センター商店街(都市再生機構鶴川団地6-7街区)の建て替え検討などが、ソフト面では子育て世帯向けの家賃低減策の実施や、近隣の国士舘大学や和光大学との連携による生涯学習講座の団地内開催、自治会による高齢者向け見守りサービスの実施などが挙げられている。 2019年10月28日には、高齢者を対象に社会福祉法人を事業者とした団地内をグリーンスローモビリティで運行する自家用有償旅客運送事業が始まった
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