浅賀商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 07:08 UTC 版)
ヒナ達の地元である東京都豊島区浅賀にある商店街。詩子のバー「Little Song」や林夫妻の中華料理店「来々軒」などがある。 桜 詩子(さくら うたこ) 声 - 日笠陽子 新田の行きつけのバー「Little Song」の経営者兼バーテンダー。左目じりに泣きボクロがある妙齢の女性で、新田に惚れられているが、誘われてもほとんどの場合、上手くかわしてやり過ごしている。また度々新田についてくるヒナとも仲が良い。 思ったことは口にするタイプで、裏表のない代わりに少々強引なところがあり、特に瞳を見かけるとそのまま事件に巻き込むことが多い。自分の店においても中学生の瞳を大学生と詐称して無理やりバーテンとして働かせていたが、瞳のたぐい稀なる才能と生真面目さで詩子の領域が徐々に侵食され、バーでの立場がほぼ逆転してしまった。 商店街の人々と共に炊き出しのボランティアやホームレスの公園退去に反対する活動を行うなど弱者にやさしい一面や、やっさんに相談されてアンズを林夫妻に引き合わせるなど面倒見の良いところもあるが、個人的な感情で常連の松谷の支払いを上乗せしようとしたり、バーの売り上げ減少を恐れて瞳に追い込みを掛けるなど、金にがめついところも目立つ。また過去に何らかの因縁があるのか、警察を憎悪している。 瞳が高校進学を機にバーを辞める際には、瞳の靴を舐めてまで懇願し引き留めに走るが失敗し、結局店を休業して、貯金を切り崩して酒とパチスロに溺れる日々をおくっている。新田や常連客が集まりバーテンダーとして再生しようとしたが、泥酔し過ぎて記憶がなかった。結局貯金が尽きたため、バーを営業再開している。 田中(たなか) 声 - 柳田淳一 詩子のバー「Little Song」の常連で毎回頭にネクタイを巻きつけて飲んでいる男。新田には「田中のおっさん」、サブには「父ちゃん」と呼ばれており、単行本19巻でサブ、四郎と親子関係にあると明らかになった。瞳がバーテンダーになるきっかけを作った張本人。 林(はやし)夫妻 声 - 山口太郎(夫)、槇原千夏(妻) 自宅の1階で中華料理店「来々軒」を経営する夫婦。やっさんに頼まれた詩子の紹介でアンズを引き取ることになった。夫婦揃って涙もろい一面があり、アンズの今までの境遇やホームレスであったが故の常識はずれの行動や発言に涙することが多々ある。 アンズにラーメンを始めとした店の料理を教え出した矢先、区画整理で立ち退きを迫られ、やむなく店を畳むこととなる。その際アンズに養子と高校への進学を提案したが、アンズが来々軒の味を受け継ぐべく屋台のラーメン屋とひとり暮らしを始めることを選んだため、かつて夫が営んでいた屋台の販売車を提供した。最もその後も関係は普通の親子と変わらない様子で、アンズからも「お父さん」「お母さん」の呼称ですっかり呼ばれるようになっている。現在は立ち退き料で購入したマンションで二人で暮らしている。 夫の方は手が出やすい性格であり、屋台をやると言い出した際のアンズや、アンズのためにキャバクラを貸し切って絵画コンクールの祝勝会を開こうとした新田の顔面を殴ったこともある。またアンズの兄にあたる存在として実の息子がいるが、一昔前に父親と喧嘩して家を出ていったきりほとんど勘当状態にあるようで、新田の開いたアンズの絵の祝勝会で久々に再会した時もやはり喧嘩になっていた。
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