浅倉家 洋菓子店「ル・ヴィザージュ (Le Visage)」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:29 UTC 版)
「どんど晴れ」の記事における「浅倉家 洋菓子店「ル・ヴィザージュ (Le Visage)」」の解説
浅倉 啓吾(あさくら けいご) 演 - 大杉漣 夏美の父。パティシエとしてフランスに留学した後、横浜で洋菓子店「ル・ヴィザージュ (Le Visage)」(フランス語で「顔」の意味)を営んでいる。厳格な性格であり、パティシエの修行をやめて加賀美屋へ行った夏美に一度は勘当を言い渡したり、夏美との婚約解消を言い出した柾樹をなかなか許そうとしなかったり、一度女将修行を放り出して帰って来た夏美を家に入れようとしない頑固な一面も持つ(この時の横暴な一面に反発した智也と衝突した)が、娘の危機には動揺を隠せない子煩悩の父親である。 その後、夏美から加賀美屋で売り出すオリジナルケーキ製作の依頼を受け、協力を快諾する。だが、その頃から頭痛を訴えるようになった。それは脳梗塞の予兆で、加賀美屋が秋山譲二の乗っ取り工作に揺れている最中に倒れてしまい、緊急手術が行われた。手術は成功したが、右半身に麻痺が残り、パティシエを続けるのが絶望的になってしまった。にも関わらず、看病にやってきた夏美に対し、左手で「すぐに戻れ」と書き、加賀美屋へ戻るように訴えた。実は倒れる前の日に加賀美屋に電話した時に伸一から仲居がやめてしまった事件を聞いており、加賀美屋の苦境を察しての親心でもあった。入院中もオリジナルケーキのデザインを夏美と共に考え、退院直後に一本桜をイメージしたシブーストを製作できるほどのスーパーマンである。このシブーストは智也によって加賀美屋に届けられ、加賀美屋の人々によって無残な方法で食べられた(切り分けずに全員がフォークでつついた)。そして洋菓子職人になる決心した息子の智也からの依頼を受けて智也の指導者となった。演じた大杉漣は環役の宮本信子ともに『連続テレビ小説・まんてん』(2002年9月-2003年3月)で共演している。また大杉は3年後の『連続テレビ小説・ゲゲゲの女房』(2010年4月-2010年9月)で主人公の父親役を演じている。 浅倉 房子(あさくら ふさこ) 演 - 森昌子 夏美の母。夫や子供たちをこよなく愛する主婦。頑固な啓吾と意地っ張りの夏美の間に立って仲を取り持つ役割を担うことが多い。酒はビール一杯ですら受け付けないほど飲めない体質だが、頑固な夫に苦言をはっきり述べようとするときにあえて飲むこともあり、その時は絡み酒となる。啓吾が一度は勘当していた夏美に対し、柾樹との結婚を認める決心した際は憤慨した。演じた森昌子は森進一との離婚後初の連続ドラマ出演である。 浅倉 智也(あさくら ともや) 演 - 神木隆之介 夏美の弟。姉想いの心優しい性格で柾樹のことを兄のように慕っている。夏美と柾樹の一番の理解者でもある。両親や姉が意地で身動きが取れなくなったときに巧みな助け舟で事態を打開する聡明な長男。学校でサッカー部に所属し、プロ選手になることを目指していた。実家を継ぐ事は考えていなかったが、啓吾が脳梗塞で倒れた時に洋菓子職人になる決意を固めた。そしてリハビリにはげむ啓吾に対して退院したら洋菓子作りを教えてくれと申し入れ、修行を開始した。
※この「浅倉家 洋菓子店「ル・ヴィザージュ (Le Visage)」」の解説は、「どんど晴れ」の解説の一部です。
「浅倉家 洋菓子店「ル・ヴィザージュ (Le Visage)」」を含む「どんど晴れ」の記事については、「どんど晴れ」の概要を参照ください。
- 浅倉家 洋菓子店「ル・ヴィザージュ 」のページへのリンク