殿堂魔界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:14 UTC 版)
全てのナワバリを制覇した魔族が住む空中都市。魔界のルールを決める側の特権階級たちが生活している。 ブラッド・D・ブラッズ 声 - 木村良平 スタズの実の兄。天才で、魔力向上のためのと称しスタズに様々な実験を行った。実験の結果スタズの才能を開花させるが、制御ができず心臓に魔力を拘束する弾丸を打ち込み封印する。アキムを倒すことを条件に冬実の蘇生を約束し、同時にスタズの心臓にある弾丸を取り除いて彼の真の力を発揮させる。スタズからは「余計なお世話でお節介、自分の目的を通すのが強引で自分そっくり」と嫌われている。 ほかにも、「人体蘇生の書」などの文献を執筆している。 ウルフダディを父の仇と思い、彼へ宣戦布告、アキムやフランケンを利用して父を復活させたが、復活したリチャーズによって事の真相を知った。 魔力の形は背中の輪と5つの十字架が繋がっている形をしており、それで飛行することが出来る。 特権は「彷徨う死神(ブラッドストーカー)」。自分の血液を自在に動かすことができる。1月10日生、186cm、71kg、AB型。 ブラッド・T・リズ 声 - 南里侑香 スタズの実の妹。ブラッズのことを偏愛しており、ブラッズが自分より力がないスタズを気にかけ、その上家を出た後も心配されているのが気に入らずスタズのことを嫌っている。いつもマスクを被っており、それが無いと落ち着かない。 魔界最大の刑務所「リズの玩具箱」監守で、魔界の罪人を裁き、強制投獄できる「特権」をブラッズから与えられている。 後にブラッズからスタズの監視を命じられ、彼の家に居候することになり、同居してからはスタズとの兄妹仲は改善している。冬実とは姉妹のように仲良くなり、オムライスが好物となる。 腰の左右から、魔力で形成された斧を持った腕を出して攻撃することができ、これが彼女の魔力の形でもある。 ベロス巡査 声 - 浅野真澄 殿堂魔界の治安維持組織「殿堂ポリス」に所属する女性。露出度の高い過激な格好をしており、大雑把な性格をしている。手続きなしでの殿堂入りの罪でブラッズを拘束する。ハードコアバンドをやっており、ジャケットのデザインを上司のゴイルに頼んだりしている。担当はベース。 特権は「負け犬の首輪(アンダードッグチョーカー)」。首輪をかけられた者は魔力を使用すると魔力で形成された番犬に喰われてしまい、ベロスが鍵を差し込んで解除するか、魔力の使用を止めない限り止まらない。 ゴイル部長 声 - 岸尾だいすけ 殿堂ポリスに所属する男性。職務に忠実で真面目な性格であり、メガネにこだわりを持っている。ブラッズのことはナイスメガネと称賛している。下界へと逃げたブラッズを追って下界に向い、彼を追い詰めるがリズの介入によって彼を取り逃がす。 特権は2つあり、「怒りの矛先(アングリースピアー)」と「冷静な判断能力(クールデシジョン)」。「怒りの矛先」はゴイルが怒ることで発動し、口からアングリーという使い魔を出して使役する。腕に装備して腕力を上げることもできる。アングリーの強さは怒りの度合いによって変化し、ゴイルの怒りが治まるほどアングリーも弱体化する。また、ゴイルが向ける怒りによって、アングリーが攻撃対象を変更する。「冷静な判断能力」はゴイルが冷静である時に発動し、自分に触れたものを凍結させる。ゴイルが冷静であることに依存しており、冷静さが失われると凍結が解除される。 ウルフダディ 声 - 若本規夫 魔界の王で扉の管理者。スタズ、リズ、ブラッズの父親を殺し王になったと言われている。実はウルフの実の父親である。 ブラッド・リチャーズ スタズ達の父親であり、先代の殿堂魔界王。 “扉”の前でウルフダディに心臓を抜かれて殺され、ブラッズがウルフダディを憎むきっかけとなった。 実際は、“扉”の奥で眠っていたグリムを倒すために彼の妻とウルフダディの3人で対処したが、妻が死に、自身も魔力をグリムに支配されてしまったため、ウルフダディに自身を殺すように頼んだ。そして十年後の今、ブラッズの計画で復活し、事の真相をスタズとブラッズに伝えた。だがその後、心臓の魔力をアキムに依存していたことを逆手に取られ、全ての能力をアキムに奪われ、死亡した。 性格は真剣で真面目、王として魔界を愛し、家族思いの父親であった。リズの一言でスタズと冬実は恋人同士と思っていた。
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