殺生丸一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:23 UTC 版)
殺生丸(せっしょうまる) 声 - 成田剣 犬夜叉の異母兄。人間換算年齢19歳。実年齢は200歳以上。半妖の犬夜叉と違い、完全な妖怪。 詳細は「殺生丸」を参照 邪見(じゃけん) 声 - チョー(旧名義「長島雄一」) 従者として殺生丸に仕える小鬼。人間の幼児くらいの背丈で、翁と女の顔を持ち強力な炎を放つことができる人頭杖(にんとうじょう)という杖を持つ。殺生丸のことを慕い、忠義を尽くしているが、気難しい彼の相手をするので愚痴や気苦労が絶えぬ不満もある。小心者でどこか間の抜けたところがあり、ゴマすりばかりしている割には、しばしば余計なことを言って殺生丸に殴られたり睨まれたりもするが、アニメでは殺生丸から「供」として認められている。 長年仕えているためか殺生丸の心の内を読むのに長けていて、彼の気持ちを代弁することが多い。 一度闘鬼神に憑りつかれた灰刃坊に殺されたが殺生丸に天生牙で生き返らせられた。 りん 声 - 能登麻美子 野盗に親兄弟を殺され、言葉を無くした人間の少女。犬夜叉との戦いで深手を負った殺生丸を介抱した。自らも鋼牙の手下の人喰い狼に殺されるが、天生牙によって生き返って言葉も取り戻し、以前よりも天真爛漫な明るい性格になった。殺生丸を慕って邪見や阿吽に同行する。邪見のことも大切に思っているが、邪見に突っ込みをいれたりもする。アニメでは最猛勝に射された邪見を助けるために命懸けで千年草の実という毒消しを採りに行った。その際に地念児に会って千年草の実のありかを聞いた。地念児曰く「かごめのように温かい少女」。奈落に捕らわれた時に出会った琥珀とは同年代で同じような境遇から親しくなり、奈落側にいる彼の身も案じ、殺生丸が琥珀を殺してしまうのではないかと不安に思っていた。 旅の中で殺生丸が天生牙を鍛えるため冥界に行くときについて行くも、再び命を落としてしまう。天生牙は同じ者に対しては1度しか使用できないため、殺生丸には生き返らせる術は無かったが、殺生丸の母親が冥界に置き去られていたりんの命を戻したことにより息を吹き返した。 天涯孤独の身であるため、戦国の世で生き抜くことの厳しさも知っており、他人の畑を荒らして食料を調達するなど、逞しい一面もある。 奈落との戦いが終わった後、楓の村で人里にも慣れるように暮らしている。理由は犬夜叉曰くどっちでも暮らせるようにとのこと。最終回では殺生丸からたびたび着物を受け取っている様子があり、作者は、考えると殺生丸が邪見に購入させた着物であり、イメージに会うものを持ってくるまでやり直させていると答えている。作者によれば最終回では殺生丸は保護者で、妖怪か人間か選ぶためのお試し期間であるため会いに行く頻度は少なく、節度を持っているという認識を明らかにしている。 『半妖の夜叉姫』では殺生丸との間にとわとせつなの双子の娘を授かっている。アニメでは最終話と同じデザインの着物で登場するが、作者が描いた少年サンデーSの表紙では大人姿で新しい着物が描かれている。 阿吽(あうん) 殺生丸の連れている、姿形は馬のような、それでいて龍のような風貌の双頭の妖怪。言葉は発しない。邪見やりんを背中に乗せて空を飛び、口から電撃を吐く能力がある。戦いの主力ではないが、千年草の実を採るりんに襲い掛かる多数の妖怪を倒すなど、頼もしい一面も。名前はアニメ化に際して付けられた。
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