殺活法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 14:05 UTC 版)
殺活法とは、主に急所知識、急所への当身と蘇生法の事である。 楊心流殺活法の由来について『楊心流殺活二法』には、下記の如く書かれている。 殺活の法は中国で周の時代に遍鵲という者が伝承していた。三国の時、魏の曹操の家臣である武管という者がその伝を得ていた。肥前諫早の住人楊心仙兵衛義時(大江)は拳法投撃を好みその精妙を得て柔術の技芸を興した。長崎に遊歴した際、魏の武管伝来の胴釈之巻を受け、この妙旨を悟り八巻之巻を著し楊心流を創始した。 この胴釈之巻は、人体急所図とその解説であり、楊心流の最高秘伝とされていた。後世の楊心流の分派に受け継がれ、江戸後期の天神真楊流にも人之巻という巻物で継承されている。 また、楊心流の急所知識は多くの柔術流派に多大な影響を与えた。
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