武装要員とは? わかりやすく解説

武装要員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 16:56 UTC 版)

イギリスの警察」の記事における「武装要員」の解説

SCO19」も参照 イギリスの警察では、警察官武器携行することで、かえって犯罪者武装誘発するという観点から、伝統的に非武装志向されてきた。重武装犯人逮捕に向かう場合銃器携行することはあったが、これも射撃の上射手限られていた。しかし1966年8月、3人の私服警官強盗犯人により虐殺され事件(ブレーブルックの虐殺英語版))を受けて武装強化必要性意識されるようになった。 これを受け、まず1966年12月ロンドン警視庁銃器部(Firearms Department)が創設された。その後警視庁内の体制改編とともに専門業務部(SO19)、中央業務部(CO19)、専門刑事・業務部SCO19)と、順次改編されている。地方警察でも同様に銃器部隊 (Firearms unit) などの部隊設置されている。ロンドン警視庁倣った武装応召車(ARV)も普及しており、1993年末の時点で、イングランドおよびウェールズ43個の地方警察のうち33個がARV運用していた。2000年代に入ると、ロンドンオリンピック控えて警備強化進められるようになり、2009年度末の時点で、銃器携行許可をもつ公認射手AFO)は6,868名まで増強されていたが、その後緩やかに減少し2014年度末の時点では5,875名となっていた。 対テロ作戦は、特にグレートブリテン島ではSASなどの軍部隊に委託することが多かったが、欧州における対テロ戦争激化受けて2014年より警視庁SCO19端緒として対テロ専門射手(CTSFO)の制度開始され独力で実力行使にも対応できるようになった。またシャルリー・エブド襲撃事件を受け、上記公認射手減少を補う意味も含めて2015年より警視庁集団警備力にあたるSCO20の機動隊 (Territorial Support Group) の銃器運用能力拡充されSCO19補完する支援部隊としての役割付与された。 そしてその後パリ同時多発テロ事件受けて2016年には鉄道警察民間核施設保安隊国防省警察といった特別警察組織の武装要員を一元的統合運用することで、全国規模対テロ作戦部隊設置する計画発表された。

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武装要員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:01 UTC 版)

連邦捜査局」の記事における「武装要員」の解説

1960年代以降治安悪化対応してアメリカ合衆国法執行機関ではSWATチームの編成活発になっており、FBIでも、1973年7月9日アルバカーキニューメキシコデンバーコロラドカンサスシティミズーリオマハネブラスカフェニックスアリゾナワシントンDC各地方局にSWAT訓練コース開講し編成着手した。現在では、56ヶ所の地方支分部局それぞれSWATチームFBI-SWATチーム)が設置されている。 強権的中央集権的な武装警察極度に嫌う風土から、1970年代まではこれらの部隊の任務凶悪犯検挙などに留められており、対テロ作戦陸軍デルタフォース海軍SEALsチーム6のような軍の特殊部隊任務とされていた。しかし軍部隊では平時国内出動には不適な部分が多いことが問題になり、1984年FBI自身対テロ作戦部隊として人質救出チームHRT)が創設された。1994年には、刑事部重大事件対応群(CIRG)が設置されHRT各地方分部局のSWATチーム、更に交渉人チームは、その戦術作戦課(Tactical Operations Section)のもとで統合運用されるようになったHRTSWATチームあわせて、約1,200名の隊員擁している

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