横綱審議委員会・12代委員長としての言動など
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「鶴田卓彦」の記事における「横綱審議委員会・12代委員長としての言動など」の解説
2010年2月4日、同年1月場所中だった7日目(1月16日)未明、第68代横綱・朝青龍が泥酔状態で暴れ出し、その後一般人を殴り怪我をさせたとの報道を受け、横綱審議委員の委員長として横綱・朝青龍に対し、史上初となる「引退勧告書」を日本相撲協会に提出。結局朝青龍は、この暴行事件を含めた過去数々のトラブル発生に責任を取る形で、同日午後に現役引退を表明する羽目となった。 2010年5月24日、横綱審議委員会後の記者会見で、野球賭博に客として関わり脅迫された、と週刊新潮に報じられ、警視庁から任意で事情聴取を受けた大関・琴光喜について、一般的な見解との前置きはしたものの「警察の偉い人に聞いたが(賭博の)客は罪が軽い。(琴光喜が仮に立件されても)せいぜい罰金だろう。胴元(の罪)が重い。(賭博が)事実とすればよくないが、それよりも1億円を要求されたことが問題だ」などと、力士が賭博に客として参加すること自体に寛容とも受け取られかねない発言をした。 2010年6月12日、大関・把瑠都の昇進祝賀会において、力士の野球賭博スキャンダルが直近で起きたにもかかわらず「把瑠都と琴欧洲のどちらが先に横綱になるかは賭けの対象」と発言した。その後すかさず「賭けごとは禁じ手。野球賭博はいけません」と自分でバツの悪そうなフォローをした。 2010年8月25日、横綱審議委員会後の記者会見で、7月の名古屋場所でNHKが生中継を中止したことを「判断ミス」と改めて批判し、「絶対にやるべきだ。多くの力士が一生懸命相撲を取っている」と、秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)での中継再開を求めた。その後、NHKの福地会長は横綱審議委員を「多忙」を理由に辞任した。 2012年5月場所千秋楽に大関でありながら優勝を左右する一番を休場したことで批判を浴びていた琴欧洲に関して、「ケガで休場したからとがめられない」と擁護した一方で「6大関もいるんだから最低10勝はしないと、(番付を)落とすシステムをつくればいい」と当時の大関陣の不振を見かねて過激な提案を口にした。
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