構造上の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 05:39 UTC 版)
襟は頸部に沿って立つ立ち襟(立ち衿)、折り返されている折り襟(折り衿)、前に開いたラペルを構成要素に含む開き襟(開き衿)に分類される。 立ち襟(立襟)立体構成には詰襟、スタンドカラー、マンダリンカラーなどがある(出典参照)。詰襟 スタンドカラー(stand collar) マンダリンカラー(mandarin collar) ミリタリーカラー(military collar) 襞襟(ひだえり、ruff) ピカデリーカラー(piccadilly collar) ポークカラー(Poke collar) グラッドストンカラー(Gladstone collar) ジョニーカラー(Johnny collar) バンドカラー(Band collar) 平面構成には棒衿(ぼうえり)、広衿(ひろえり)、撥衿(ばちえり)などがある。 折り襟(折襟)折り襟にはステンカラー、ロールカラー、ポロカラー、リングカラーなどがある(出典参照)。ロールカラー(roll collar) ポロカラー(polo collar) コンバーチブルカラー(convertible collar) リングカラー(ring collar) フォーリング・バンド(falling band) バーサカラー(bertha collar) ピエロカラー(Pierrot collar) ケープカラー(cape collar) バスター・ブラウン・カラー(Buster Brown collar) ピーターパンカラー(Peter Pan collar) イートンカラー(eton collar) 開き襟(開襟)開き襟にはテーラードカラー、アルスターカラー、ワイド・スプレッド・カラー、ウィングカラーなどがある(出典参照)。テーラードカラー(tailored collar) アルスターカラー(ulster collar) ワイド・スプレッド・カラー(wide spread collar) ウィングカラー(wing collar) なお、ワイシャツやポロシャツなどに付けられる台襟は立ち襟と折り襟の複合形とされている。また、ショールカラー(shawl collar)やセーラーカラー(sailor collar)は折り襟にも開き襟にも分類することができる。 構造上の分類ではスタンダップ・カラー(スタンド・カラー、立衿)、フラット・フィッティング・カラー(フラット・カラー)、ロールド・カラーに分類されることもある。
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構造上の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:37 UTC 版)
ベント形(開放形) 古くからある構造で、電解液に極板を浸し、蓋に主に充電時に発生するガスを逃がすための排気孔があるもの。排気孔は単にその場でガスを解放するものや、排気用の管を接続できるものなどがある。電池を倒したり逆さにするとこの排気孔から電解液の希硫酸が漏れるので取り扱いに注意を要する。 充電時に電解液中の水が電気分解され、水素ガスと酸素ガスが発生する。このガスは排気孔から放出されるが、火が付くと爆発的に燃えるので注意が必要である。実際には電解液(硫酸)が霧状になって混ざっており、無雑作に放出すると周囲を腐食させ電解液を消費するので、極力分離して電解液を外に出さない工夫が施される。 電気分解や蒸発により電解液中の水が失われるため、電解液量を点検し精製水を補充するメンテナンス(補水)が必要である。電解液が減少し極板が液面上に露出するとその部分が不可逆的に劣化する。また電解液が減少するとその分電池内に溜まるガスの量が増え、万一着火すると危険となるので、補水は非常に重要である。もっとも、現在では電解液の減少を減らす工夫がなされたもの(メンテナンスフリー (MF) バッテリーと呼ばれる)が多く、中には寿命まで補水の必要がないもの(およびベント型だがシール型のように補水口を持たないもの)も存在する。 日本の自動車の始動用鉛蓄電池(SLI (Starting, Lighting and Ignition) バッテリー)は主にこのベント形だが、車室内やトランクルーム内に搭載されるバッテリーは制御弁式が使用されることが多い。 シール形 通常は密閉状態が維持され、使用期間中に補液や補水ができない電池の総称。制御弁式電池や密閉形電池などがある。制御弁式 (VRLA (Valve-Regulated Lead-Acid) battery) ガスの発生を減らし容器を密閉できるようにしたもの。充電時に発生する水素ガスと酸素ガスをカルシウムを含む極板により水に戻す。補水は不要、すなわちメンテナンスフリー (MF) バッテリーとなる。 実際にはガスの発生を完全になくすまでには至っておらず、電池の内圧が一定値を超えると制御弁が開きガスを放出し、内圧が下がると制御弁は再び閉じる。保管中は制御弁が閉じているので電解液が漏れることはないが、使用中はその限りでない。 電解液量を少なくでき、その分極板を大きくできるので性能が向上する。しかし周囲温度の影響を受けやすく、特に高い温度では寿命が短くなりがちである。 少ない電解液量で極板をカバーするために、陽極板と陰極板の間をガラスマットで隔て、それに電解液を浸み込ませ保持させる AGM (Absorbent Glass Mat; 吸収ガラスマット)バッテリー、シリカなどを用いて電解液をゲル状に固めたゲルバッテリーなどがある。 密閉形 ガスの発生をほぼ完全になくし容器を密閉したもの。安全弁が設けられているが非常用で、開かない状態が正常である。 使用時の姿勢は自由で、乾電池のような感覚で使えるメンテナンスフリー (MF) バッテリーである。 シリカなどを用いて電解液をゲル状に固めたゲルバッテリーが用いられる。
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