枸雅家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 00:29 UTC 版)
枸雅 紫音(くが シオン) 匡平らの従姉。眼鏡に黒い長髪の女性。元・迦喪建角の隻。 率直で物事に頓着しない性格で、歯に衣を着せない物言いをする。自身いわく「靄子よりは女っぽい」。 隻としての重圧を感じるでもなく、むしろその立場を楽しんでいる。匡平らが一度帰郷した折は、高空でのすれ違い事故を起こした。 迦喪建角を使いこなす実力者ではあるが、案山子の武装の乏しさが原因して、実戦では主力になれずにいる。そして、村に帰ってきた匡平に迦喪建角の隻の座を奪われる。 アニメでは最終話での予告カットのみの登場。 枸雅 蒼也(くが ソウヤ) 紫音の実兄。オールバックの長髪をした糸目の男。弥隈利の隻。 実直かつ厳格な性格で、事務能力と隻の力を併せ持つ重鎮。その反面、血筋や家の圧力に弱い質。父や祖父の陰謀に加担させられ、匡平と対立する。 枸雅 清方(くが キヨカタ) 声 - 千田光男 枸雅の現当主(お館)。眼鏡をかけた白髪の老人。匡平らの祖父。 詩緒に桐生が彼女の弟であることを伝えた。 冷静に振る舞うがその実プライドが高く、それでいて小市民的で狭量と称される。 かつて佐兵衛へ対抗しようとして大失態を犯し、逆に佐兵衛に多大な借りを作った。以来、佐兵衛をひどく恨んでいる。桐生を日向家に売った張本人。 枸雅 将征(くが マサユキ) 清方の実子。口ひげを蓄えた恰幅の良い中年。蒼也と紫音の実父。 野心的で自己中心的な性格。清方が佐兵衛への復讐に固執するのを良いことに、蒼也らに圧力をかけて日向家を潰し、権力を掌握しようとしている。 枸雅 泰之(くが ヤスユキ) 声 - 今村直樹 匡平らの実父。清方の息子で将征の弟。 意欲に乏しい陰気な性格で、枸雅家の圧力に抗うでもなく、ただ諦め従っている。 気骨を失ったのは、大学時代に本家の圧力で村に戻されて以来のこと。諦観に徹する人柄から、匡平からは嫌われている。 枸雅 日都美(くが ヒトミ) 声 - 谷口佳子 泰之の妻。切り揃えた短髪に和服の女性。穏健な常識人で、詩緒を愛し、匡平を嗜める一家の良心。酒豪である。 詩緒と桐生を出産する際に薬を盛られたため、桐生を奪われたという記憶が抜け落ちており、彼の存在そのものを知らない。 枸雅 篤史(くが アツシ) 声 - 三宅健太 故人。阿幾の異母兄。元・暗密刀の隻。 横暴で稚拙、自己中心的な性格。父の愛人の子でありながら暗密刀を継いだ阿幾を強く憎んでいた。 過去の天照素事件ののち、阿機に代わって暗密刀の隻となる。以後、それまでの鬱積を晴らすように阿幾に当たり、村内でも我が物顔で権力を振りかざした。そのためか村人達からは取り巻き達も含めよく思われていなかった。 千波野には早くから目をつけていたが、相手にされなかったため、陰険な裏工作を繰り返して村から孤立させる。阿幾と彼女が育てていた犬・ノォノ殺害。その後、彼女を拉致して輪姦した。さらに誤って千波野を殺害してしまったことで阿幾の怒りに火を付けてしまい、暗密刀を奪われ、最期は自らの取り巻き達もろとも阿幾に惨殺される。
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