東日本大震災とSA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 18:54 UTC 版)
「SA (バンド)」の記事における「東日本大震災とSA」の解説
2011年3月11日の東日本大震災の翌日、静岡にてライブを敢行した。賛否両論が寄せられる中、同月16日、公式ウェブサイト上に「SAより皆様へ」と題したメッセージを掲載し、ライブを行った理由を説明した。その後、3月12日に行った静岡ライブでの物販売り上げ分を義援金として寄付する。また、タワーレコードオフィシャルサイト内の特設ページ「TOWERMOV_NET」にて、被災地に向けたメンバーのコメントと共に、当日のライブ映像を公開し、被災者に対しての応援だけでなく、これらの行動に共感し、映像を見てその思いに共感する人々に対し、被災地への応援行動へと繋げてほしい旨を呼びかけた。 また、同年4月3日に出演が決定していた台湾の音楽フェス「春天吶喊2011(Spring Scream 2011)」を含めて行われる予定であった台湾ショートツアーを「Pray for Japan - 送愛到日本」と銘打った被災地支援チャリティツアーに変更し、全会場での全ての公演収入と会場で参加者から募った募金を義捐金とし、「台湾の皆さん全員」という名義で日本交流協會台北事務所を通じて被災地域へ寄付した。同年6月、震災後、最初にリリースされたDVD付きシングルCD『KIDZ IGNITE』は、「前進!」をテーマに制作された。その中のタイトル曲「KIDZ IGNITE」は復興支援ソングとしている。さらに、震災から2年後の2013年4月にリリースされた『UNITED! UNDIVITED!』収録の「OVER COME」は、「失われた仲間たちへの追悼と、さらにその先への前進を促すメッセージソング」となっている。 ライブ等から得た義捐金の他に、被災者支援のチャリティグッズとして、特製リストバンドと自曲「CLIMBER'S SONG」を再収録したCDをセットで販売した。CDのジャケットには「FOR THE REVIVER」として、CLIMBER'S SONGの歌詞の一部でもある「DON'T STOP DON'T STAY DON'T WEEP WE GOT THE WAY」というメッセージが記されている。このグッズを、ライブ会場、オンラインストアなどで販売し、その売り上げから製作経費を除いた収益のすべてを義援金として寄付した。2011年内の収益61万9618円は、「日本赤十字社東日本大震災義援金」の口座に振り込み、2012年以降の在庫終了までの収益10万3860円は、「おおつちありがとうロックフェスティバル」にて、寄付先の選定を同フェスの実行委員に依頼した。その後、寄付金は大槌町内の保育園・幼稚園へ花火として贈られ、公式ウェブサイト上に、花火を受け取る子供たちの写真とともにアップされた。また、タワーレコードの継続的な震災復興支援活動「MORE ACTION, MORE HOPE.」の一環として、タワーレコードとSAでコラボレートしたチャリティ缶バッジの製作に協力し、2012年3月21日から全国のタワーレコード各店並びにオンラインストアで販売した。 その他に、SAは各種の被災地支援プロジェクトに協力している。例として、東京都内近郊のライブ会場において、東日本大震災被災地自立支援プロジェクトによる三陸ハンドメイドアクセサリーの販売や、被災地に直接届けるレトルト食品の募集などを行う「NBC作戦本舗」のブースの設置などに協力している。また、2014年3月には「東北ライブハウス大作戦」によって誕生した石巻市のライブハウス「BLUE RESISTANCE」にてライブを行っている。さらに、同プロジェクトから生まれた、宮古市のKLUB COUNTER ACTION MIYAKO、大船渡市のLIVEHOUSE FREAKS、石巻市のBLUE RESISTANCEのライブハウスの壁を、募金協力者の木札によって造り上げていく「木札作戦」に現地に赴いて協力した。同年5月2日、宮古「KLUB COUNTER ACTION MIYAKO」にてライブを開催した。
※この「東日本大震災とSA」の解説は、「SA (バンド)」の解説の一部です。
「東日本大震災とSA」を含む「SA (バンド)」の記事については、「SA (バンド)」の概要を参照ください。
- 東日本大震災とSAのページへのリンク