東日本大震災とミサンガ
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2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災では、阪神大震災を大きく上回る被害が発生した。そこでダンスボーカルユニットのEXILEはグループのミサンガを製作し、収益をあしなが育英会を通して震災で親を亡くした子どもの支援に充てることを発表した。ほかにも企業や個人でミサンガを作製・販売してチャリティー活動を展開する動きも見られた。 また、被災地の宮城県石巻市の小中高校生15名が結成した「We make Ishinomaki」は、ボランティアで同地を訪れた人々に配布するために1万本を目標にミサンガ製作を始めた。We make Ishinomakiのメンバーは朝日新聞の取材に対しアクセサリーをすることができない被災者とボランティアの人が同じものを身につけることで一体感を生み出したい、石巻のために子どもでもできることを、という思いから作製した、と答えた。 三陸地方では、震災で仕事を失った女性たちが、震災後に漁に用いることのできない漁網を再利用して「浜のミサンガ 環」を製作しており、大きな収入を得るとともに、全国的な話題となっている。
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