東日本大震災と週刊少年ジャンプ
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「週刊少年ジャンプ」の記事における「東日本大震災と週刊少年ジャンプ」の解説
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で印刷工場が被災し、3月14日発売の15号が被災地を中心に大幅な遅れや未配送となったため、緊急措置として3月23日から4月27日までYahoo! JAPAN特設サイトで本誌漫画部分が無料配信された。3月28日発売の17号も地震による資材と輸送燃料の不足の影響を受けて、発売延期となり4月4日に発売された。この延期のため2011年の少年ジャンプは51号までの発行となり、通年週刊化された1970年以降で唯一52号が刊行されない年となった。[要出典] 物流が混乱している最中、被災地で新刊が入荷未定ながら3月14日に再開した宮城県仙台市青葉区五橋の書店に、山形県まで買出しに行った男性客から3月21日に16号が寄付された。その後、募金箱と共に「少年ジャンプ3/19発売16号 読めます!! 一冊だけあります」との貼り紙を出したところ、停電や未配送により最新刊を読むことが出来ない多数の少年たちが募金して回し読みをした。この出来事が報道されると全国から漫画雑誌約30冊が届き、4月10日の配本再開まで募金と回し読みがされた。この事を知った集英社は、5月に回し読みされた16号を引き取り、額装して編集部に保管した。少年たちの募金約4万円は仙台市教育委員会に贈られ、回し読みされた16号は「あの少年ジャンプ」として、2012年4月22日、第16回手塚治虫文化賞で特別賞を受賞した。
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