来日から2年間とは? わかりやすく解説

来日から2年間 (1992 - 1993)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:38 UTC 版)

アロンゾ・パウエル」の記事における「来日から2年間 (1992 - 1993)」の解説

一方セントラル・リーグセ・リーグ)の中日ドラゴンズは、1992年シーズン開幕直前になって外野手マーク・ライアルアメリカ帰国してしまう事態見舞われた。これは、ライアルが左膝半月板損傷重傷負っていることが判明したためである。 このため渉外担当足木敏郎新外国人獲得するため、飯田幸夫調査役とともに渡米して新外国人調査行ったそのような中、球団OBケン・モッカに「今からでも獲得できる日本向け選手はいないか?」と相談したところ、前年から注目していたパウエル紹介された。パウエル当時、まだ27歳若くメジャー再昇格諦めていなかったが、阪神タイガースプレーしたセシル・フィルダーら、日本球界活躍した先輩たちから日本行けるならチャンスだ」と聞かされ来日決断した足木パウエルについて調査した結果、「日本向き打者で、本人日本でのプレー希望している」という情報得たため、代理人通してマリナーズ球団および本人交渉し同年4月30日入団決定日米リーグおよびコミッショナー通じて正式に獲得手続きが行われ、同年5月14日支配下選手登録および一軍選手登録の手続きが行われた。年俸35ドル(約4,550万円ないし約4,700万円)・背番号30で、球団および高木守道監督パウエル対し、「クリーンアップ打て選手」と期待掛け主砲落合博満前後打たせることを構想していた。また、リハビリ中のライアル復帰してからはパウエルライアル併用する方針だったが、ライアル代理人金銭面などで球団クレームをつけたため、球団側は6月1日付でライアルウェイバー公示する手続き取った入団から約3週間後の5月13日来日すると、同月19日広島市民球場開催され二軍ウエスタン・リーグ)の対広島東洋カープ二軍)戦で2安打打った。さらに、同月21日の対広島戦広島市民球場)ではバックスクリーンに2本塁打放ったが、同日夜に一軍中日広島戦が同球場開催されることもあって、その試合観戦していた高木一軍昇格即決同年23日本拠地ナゴヤ球場開催された対読売ジャイアンツ巨人)戦で一軍初出場果たした同年88試合出場で、来日当初日本投手変化球苦しんだが、最終的に規定打席不足ながら、打率.308・13本塁打35打点記録した1993年シーズン年俸:7,000万円)は開幕当初からクリーンアップ期待され3番打者打ったが、4月18日浜松球場開催された対ヤクルトスワローズ戦の試合後、濡れた階段踏み外す。この時、全体重が左脚の膝にかかったことで、左膝外側半月板を損傷し、6週間あまり戦線離脱した。さらに9月下旬から10月初旬にかけ、立浪和義落合続いて死球負傷欠場し同年中に右肘・左膝を手術した。しかし、同年97試合出場して規定打席到達打率.317(セ・リーグ3位)・27本塁打66打点と、チーム三冠王となる打撃成績残し長打率リーグ1位の.579を記録した同年9月2日リーグ優勝争っていたヤクルトとの試合ナゴヤ球場)では同点迎えた延長15回裏、無死満塁好機打席入ったが、内藤尚行前に空振り三振打ち取られ4番落合5番彦野利勝相次いで見逃し三振した。同年から1996年まで4年連続セ・リーグベストナイン選出された。同年オフ主砲落合フリーエージェント (FA) で巨人移籍した

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