村の慣習・伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 15:51 UTC 版)
地の神の教え 「詮索するな、親切にせよ、深く関わるな」(漫画版では「競わない、詮索しない、寛容たれ」)。縁(えん) 「地の神様の教え」として現地人の間で重視される関係性の概念。例えば、AがBに頼み事をしたとする。Bがそれに対応可能な状態にある場合「AとBには縁がある」ということになり、BがAへの協力を惜しまない主要な根拠になる。しかし逆の場合には「AとBには縁がなかった」ことになり、原則的にはその件でBが積極的にAに関わる事は無いし、AもBに求めようとしない。とはいえ、ここでAとBに何らかの感情(同情、愛情など)が芽生えた場合、それを「縁」とみなす者もおり、線引きは個々人で異なるようだ。 天上人(てんじょうびと) 「天の上から来た人」「星を渡る天上界の住人」とも。秘儀により星船(ほしぶね)を操り天空を渡る人々のこと。星の人々にとっては一種の崇敬の対象である。宇宙は「星の世界」もしくは「天上界」と呼ばれて、ナライ号の遭難者たちは「星の御使い(ほしのみつかい)」として歓待される。星々の諍い(ほしぼしのいさかい) 夜空に突如発生する、花火のように明るい流れ星の乱舞。天上人の祭りと信じられていて地上でも祭りが催されるが、その実態は惑星圏内で発生した高速雷撃戦の戦闘光である。 「星の船」の言い伝え 何千年もの昔、巨大な「星の船」でこの星に辿り着き定住した者たちがいた。彼らは星での生活に不要な文明を捨て、争いをやめて平和に暮らすようになった。それがこの星の人々の祖先であるという。実際に、現地人の使用言語が帝国と王国の双方で死語となっている起源王朝の公用語によく似ていることからも、この伝承の真実性は強く裏付けられる。 ふらせらの花 赤い満月の夜に、水底に生えるごく普通の藻に咲くという、ぼんやりと緋色に輝く直径2センチほどの星型の「花」。放っておけばそのまますぐに散ってしまうが、掬い揚げて大気に触れさせると硬化し、暗がりの中でうっすらと輝き続ける。探し出すのは難しく、手に入れた者は必ず願い事が叶い幸せになるといわれている。シナリオの展開によって一部の設定が多少異なってくる。願い事のパン 「ふらせらの花の祭り」で売られる星型のパン(漫画版では巨大なリング状のパンが配られる)。二人がそれぞれの端を持って引っ張り合い、より大きい一片を取った方の願いが叶うといわれている。祭りでは他にも「ふらせらの花」にちなんだ星型の物を売る屋台が立ち並ぶ。
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