本作オリジナルの人物等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 06:37 UTC 版)
「地底世界のターザン」の記事における「本作オリジナルの人物等」の解説
本節では、人類以外の種族、機体についても説明する。なお、ジェイスン・グリドリーは、厳密には前作『戦乱のペルシダー』(創元版は『海賊の世界ペルシダー』)で登場した人物である。彼とフォン・ホルスト以外は、後続の作品では基本的に登場しない。 ジェイスン・グリドリー 本作の主人公。ターザナに住んでおり、ある程度の資産を持っている。 前作でグリドリー波を発見した。以後、複数の作品で言及される。第6巻『恐怖のペルシダー』(創元版は『恐怖の世界ペルシダー』)冒頭でのジェイスンとデヴィッドの交信。 火星シリーズ第7巻『火星の秘密兵器』、第9巻『火星の合成人間』での冒頭の通信。ただし、ジェイスンに関しては、前者では不在(ペルシダー訪問中)と明記されており、後者では名前が出てくるのみである。 金星シリーズ第1巻『金星の海賊』冒頭で、ジェイスンがバローズに電話をかけ、フォン・ホルストの無事を伝えている。 ジャナ 本作のヒロインで、<ゾラムの赤い花>と呼ばれる、ゾラム族の美女。バローズのヒロインらしく、プライドが高い。 ソア ジャナの兄。ターザンと遭遇した後、行動を共にする。ターザンが行方不明になった後、ジェイスンと遭遇し、行動を共にする。 誤解から、ジェイスンは彼をジャナの恋人と思い込み、やきもきしていた。 フォン・ホルスト 飛行船O-220号の乗組員(航空士)で、階級は中尉。ドイツの軍人で貴族。本作ではターザン捜索中に行方不明となる。次巻の主人公。 ズップナー 創元版はツップナー。飛行船O-220号の船長。ターザン、フォン・ホルスト、ワジリ族、ジェイスン、と、次々に遭難者が出るため、飛行船で待機しているシーンが多い。最終的に、彼らの帰還を待たず、O-220号でペルシダーへの捜索に乗り出す。 ハインズ中尉(操縦士)、ドルフ(航空士)という乗組員が搭乗している他、技師12名、整備員8名、コック1名、フィリッピン人のキャビン・ボーイ2名も乗り込んでいる。 ロバート・ジョーンズ 飛行船O-220号のコック。厚木淳は「文明化されたアメリカ黒人」とでもいうべき表現を使った後、「愛嬌者ではあるが腰抜けの臆病者」と、手厳しい評価を下している。 タル・ガシュ サゴス族(ゴリラ人間)に属する。タル(ター)はマンガニ(類人猿)の言語で「白」を意味しているが、ペルシダーのサゴスでも同じ意味であった。「タル・ガシュ」は「白い牙」となる(「ターザン」は「白い肌」)。 序盤でターザンと遭遇し、行きがかり上、彼と同行する。途中でソアも加わるが、ターザンがシプダール(プテラノドン)にさらわれたため、彼の死を確信し、部族の元に戻った。創元版の表紙では、シプダールがターザンをさらうシーンが描かれている。 ホリブ 蛇人間と呼ばれる種族で、いわゆるリザードマン。屈強な種族で、ターザンらを生け捕りにしたものの、ワジリ族の加勢で脱走されてしまう。 ゴロボオ ホリブの飼っている生物。ターザンの判断では、三畳紀のパレイザウルスに相当する。ハヤカワ版の表紙でターザンが跨っているのは、この生物である。 ダイロドル 創元版ではダイロドール。ステゴサウルスだが好戦的。背びれを水平にすることで滑空が可能。尾は舵を取る。
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