更新修繕IIとモハ14形の低屋根化とは? わかりやすく解説

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更新修繕IIとモハ14形の低屋根化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 05:04 UTC 版)

国鉄32系電車」の記事における「更新修繕IIとモハ14形の低屋根化」の解説

戦中戦後酷使により荒廃した設備1949年から更新・修繕した本系であったが、1951年発生した桜木町事故教訓踏まえた2度目更新修繕更新修繕II)が1954年から施工された。更新修繕内容は、施工年度によって少しずつ異なるが、共通の内容次のとおりである。 ベンチレーターガーランド型からグローブ型への交換 内装木部取り替え 前面運行番号表示窓(3)の取り付け1954年施行車を除く) パンタグラフのPS13への交換モハ14形) 貫通幌の両幌→片幌化と鉄製幌座の設置 天井板軽合金室内灯の1列→2列化 モハ14形の更新修繕IIは、1954年飯田線用、1955年1956年には身延線用、1957年1958年には再び飯田線用の車両施行された。飯田線用の車両のうち、1954年施行のものは正面雨樋原形直線のままとされて運行表示灯は設けられず、1957年1958年施工のものは前面雨樋曲線変更され助士席側幕板部に運行番号表示窓が設置されるとともに前面窓がすべてHゴム支持となった身延線用の更新車は同線に存在する狭小建築限界トンネル通過の際の絶縁距離確保のため、屋根車体全長渡って300 mm下げた屋根構造とされ、妻面印象大きく変わった。 この改造により、モハ14形は飯田線用の普通屋根車と身延線用の低屋根車2種形態分かれたが、番号等による区分はこの時点では行われなかった。 モハ14形の更新修繕II施行状況次のとおり。 1954年度10両) - 14001, 14006, 14009, 14010, 14020, 14023, 14032, 14035, 14039, 14044 - 飯田線向け 1955年度11両) - 14002 - 14004, 14021, 14027, 14030, 14034, 14038, 14040, 14041, 14043 - 身延線向け 1956年度13両) - 14007, 14013 - 14017, 14019, 14024, 14025, 14028, 14036, 14037, 14042 - 身延線向け 1957年度(3両) - 14018, 14029, 14031 - 飯田線向け 1958年度(2両) - 14005, 14045 - 飯田線向け クハ47形(47023を除く)の更新修繕IIは、1957年度および1958年度豊川分工場実施されその際前面雨樋曲線変更された。 サロ45形は、1953年12月から翌年3月にかけて大宮工場更新修繕施行し屋根上の通風器ガーランド形からグローブ形変更し1956年11月から翌年3月にかけて後位側に便所洗面所設け改造実施して両側の側窓1個が埋め込まれて窓配置は2D2222222D1、定員64となったまた、座席交換実施されクロスシート両側肘掛設置され横幅1000 mmのものとなり、扉横部ロングシート長さ1900 mmから1950 mm拡大されている。

※この「更新修繕IIとモハ14形の低屋根化」の解説は、「国鉄32系電車」の解説の一部です。
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