暗黒魔鎧装 アーマードダークネス
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「エンペラ星人」の記事における「暗黒魔鎧装 アーマードダークネス」の解説
雑誌連載およびDVD版『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』に登場。異名は「あんこくまがいそう」と読む。 エンペラ星人の配下が皇帝に献上した悪魔の鎧で、エンペラ星人がウルトラの星に再び侵攻する際に装着するために鋳造された。エンペラ星人の本拠地でもあった惑星「ダークプラネット」に隠されており、装着した者には全宇宙を支配できるほどの強大な力を与えると言われているため、これを手に入れようとする多くの凶悪宇宙人たちがウルトラ兄弟と争奪戦を繰り広げていた。しかし一部でも身に着ければ強力な力を発揮できるものの、エンペラ星人以外には鎧の力のオーバーロードに耐えられず、装着した者が逆に取り込まれる。雑誌展開では鎧のパーツは宇宙人たちを次々に吸収し、やがて一つに合体。自己意志を持ち、独りでに起動し、宇宙各地で暴れ始めた。 強さも相当なもので、三つ又の刃を両端に付けた伸縮自在の槍ダークネストライデントや左腰にある長剣ダークネスブロードが主な武器。その強固な鎧はあらゆる攻撃を弾き返し、通用するのはアーマードダークネス自身の武器だけと言われている。さらにダークネストライデントからはエンペラ星人の必殺技であるレゾリューム光線を放ち、それを増幅させたギガレゾリューム光線をも放つことができる。 DVD版では雑誌展開の後に宇宙をさまよい、エンペラ星人が乗り捨てた宇宙船ダークネスフィアまで辿り着く。異変を察知し、先に駆けつけたウルトラマンヒカリを新たな装着者として取り込み、支配しようとするが、メビウスによって奪われたダークネスブロードで付けられた傷からリュウの突入を許したことにより、ヒカリが脱出に成功し、分散する。直後に再結合してメビウスとヒカリを相手に優位に戦い、ギガレゾリューム光線を放とうとするが、メビウスフェニックスブレイブの降臨により形勢が逆転。またしても奪われたダークネスブロードで頭部から胴体を切り裂かれたところへメビュームナイトシュートを受け消滅した。 しかし、鎧そのものは後に幾度か復活している。 DVD版の後日談に当たる『てれびくん』の漫画版では、光の国で厳重に保管されていた。だがジャッカル軍団の手により強奪され、軍団員が鎧の一部を装着し宇宙警備隊員を襲撃する。この軍団員も鎧に吸収され、メビウスがジャッカル大魔王(2代目)に反撃するために取り返した鎧の一部を装着する。6兄弟が融合し、メビウスインフィニティーとなり反撃に出るが、全てのパーツが引き寄せられ、メビウスインフィニティーに融合する。鎧に吸収されそうになるメビウスインフィニティーであったが、ウルトラマンキングがウルトラベルを使い、鐘の音で鎧を完全にコントロールしてジャッカルを倒すきっかけを作る。 声:大友龍三郎 デザインは酉澤安施が担当。デザインはエンペラ星人のNGイメージが元となっている。 『テレビマガジン』掲載版はCGで表現されていた。DVD版および『ウルトラマンプレミアステージ2』で使われた着ぐるみに比べて、デザイン(細部のディテールなど)が若干異なる。 映像作品でエンペラ星人がこの鎧を装着したことは、現時点ではまだ一度もない(装着したエンペラ星人は途方もない強さと言われている)。雑誌展開やショーでは装着するストーリーもあり、数百倍にパワーアップ、ウルトラ戦士たちを圧倒している。2008年末の『テレビマガジン』のグラビアストーリーでは、宇宙人たちを送り込んでいた黒幕として姿を現したエンペラ星人が装着し、ウルトラ6兄弟とウルトラマンティガ、ザムシャーを寄せつけない強さを見せるが、メビウス・インフィニティーとグリッターティガに敗北した。
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