映画『仮面ライダー THE NEXT』の風見志郎
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「仮面ライダーV3 (キャラクター)」の記事における「映画『仮面ライダー THE NEXT』の風見志郎」の解説
ホッパー・Version 3=仮面ライダーV3に変身する男。IT企業「エクサストリーム」を立ち上げてトップ企業に押し上げ、若くして時代の寵児に上り詰めた青年だったが、2カ月前に発生したエクサストリームの社員失踪事件の直後から社会との関わりを絶って別荘に篭り、ワインのデカンタージュに興じるなど退廃的な日々を過ごしていた。 実は失踪事件はシザーズジャガー率いるショッカーの実験によるものであり、無差別テロ同様のナノロボット散布実験に適合して生き残り、強靭な新型改造人間となった。そして裏切り者の本郷猛と一文字隼人を抹殺する命を受け、本郷たちと敵対。初戦では「年代物のワインが若かったから」という私的な理由をつけて本郷に襲いかかり、自身の正体=V3であることを明かした。 若くして一流IT企業の社長になったエリートである。他人に対しての物腰、言葉遣いは丁寧で、常に冷静に振舞う。一人称は「私」。 『仮面ライダー THE FIRST』の一文字と同じく、自分が生き残る道はショッカーに従属することを悟っていた。改造によって与えられた強大な能力に心酔し、疑いを持っていなかったが、琴美の訴えによって最愛の妹であるちはるの身に何かが起こったことを知り、徐々にその心は揺らいでいくことになる。後日、久々の再会も兼ねてちはるの楽屋を訪れ、彼女が以前彼に送ってきた好きなブランドの時計を“プレゼント”と称して渡すという冗談半分のカマをかけるが、素直に贈り物と思い込んで受け取ろうとしたChiharu(表舞台に立っていた谷口由加里)の言動から別人であることに気付き、動揺する。そして偽のChiharuから、ちはるに起こった悲劇を聞くにおよび、居合わせた琴美や本郷と共に大きなショックを受ける。その時、ちはるの時計が突如として不可解な動きを見せたことで、それが翌日に予定されたショッカーの大規模なナノロボットの輸送および日本全国への散布作戦を表していることに気付くが、組織の強大さに恐れを抱き、阻止を説く本郷についていくことはできなかった。本郷の身を案じ、酒場で飲んでいた一文字に本郷を止めるよう要請するが、一文字は迷うことなく本郷の加勢に飛び出し、残された彼は苦悩する。 作戦決行当日、ショッカーの基地であるレストランで、本郷と一文字は数に勝る怪人たちに抑え込まれ、彼らの命も風前の灯火であったが、ちはるが遺した「ショッカーの野望を止めて」という思いに応えるために本郷たちに加勢、戦況は逆転した。戦闘員、ショッカーライダーを蹴散らすと、かつての自分の秘書であり、純粋にショッカーに仕えているチェーンソーリザードをV3反転キックで倒し、ナノロボットの散布計画を阻止した。だがその直後、醜悪な怪物と化したちはるが目の前に現れる。変わり果てた妹の姿にショックを隠せない風見だったが、ちはるの悲痛な最期の希望を受け入れ、最愛の妹をその手にかけた。 炎上する現場で立ち竦み、妹の後を追おうとするが、1号・2号に救出され、本郷たちのようにショッカーと戦っていくことを決意した。
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