映画『仮面ライダー1号』での仮面ライダー1号
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「仮面ライダー1号」の記事における「映画『仮面ライダー1号』での仮面ライダー1号」の解説
新規デザインで登場。通称「ネオ1号」。長い戦いの中、傷ついて機能低下した身体をカバーするため、本郷自身によって強固な外装で全身を覆い、大幅に身体能力・戦闘力・超能力が強化されたと設定されている。また、劇中では戦闘中に一時死亡しているが、炎のエネルギーを吸収して不死鳥のように復活している。 体格は撮影時点での藤岡を意識したフォルムデザインとなっているほか、両肩や前腕部には装甲が付いている。当初は仮面ライダー3号のころからやりたかった萬画版の1号を想定していた。装甲を1号に重ねていった結果というアプローチで、背中は臀部まで背骨がつながっており、伸びた襟足は鉄兜を意識している。カラーリングは旧1号を意識した3号に対して藤岡が単独主演として復帰した桜島1号をベースとし、黒を基調にCアイとマフラーが赤、手袋やブーツ、クラッシャーやコンバーターラング、エナジーコンバーターが緑、変身ベルトが銀となっており、四肢には細く赤い線が彫られている。 ベルトは当初は旧1号と同様だったが、それでは強化された1号のエネルギーを担えないと思ったため、空気中の元素を光の風車が回って取り込むことで変身するという新型のシステムとなった。そのため、強力であるがゆえに変身前には絶対開けてはならないと、過剰にごついカバーとなった。施錠中を示す赤いアラートが両サイドに点灯しており、変身ポーズを入力することで緑に点灯が変わり、ベルトの機能が開放される仕組みとなっている。周りの元素を取り込んでいるものとして、変身時だけでなく常時ベルトの風車が光っているものとなっている。デザイン時のイメージでは、光の羽根が展開した背中の装甲から出るという想定であった。サイクロン号もネオサイクロンとしてデザインが一新されており、同車と同様に藤兵衛が強化に関わったという裏設定から、タイフーンにも立花レーシングのマークを大きく入れている。 デザインを担当した田嶋秀樹は、マッシブな造形については「演じる藤岡の姿と強さを追求した結果」、配色については「本郷の帰還」という意味を込めて「桜島1号をオマージュした色合いにした」とそれぞれ発言している。
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