デカンタージュとは? わかりやすく解説

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デキャンタージュ

別表記:デカンタージュ

ワイン風味引き上げるために行われる操作。古いワインの澱を除く、または、新しワイン空気さらして芳香を増すために行われる。「デキャンタージュ」は仏語で、英語ではデカンテーション」という。

デカンタージュ【(フランス)décantage】

読み方:でかんたーじゅ

デキャンタージュ


デカンテーション

(デカンタージュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 18:50 UTC 版)

デカンテーション: decantation)は、容器を移して沈殿物と液体を分離する操作。傾瀉(けいしゃ)とも呼ばれる[1]。上の不純物が少ない液体を上澄み、底に沈んだ沈殿物は(おり)と呼ばれる。

目的

実験操作

実験操作では、沈殿などの固形物を液体と分離するために、沈殿を含む液体を放置して固形物を沈殿させたのち、容器を静かに傾けて上澄みだけを流し去る操作をいう。泥状の固体コロイド状の沈殿を洗浄するためによく用いられる。

ワイン

ワイン用のデキャンタ

ワインに於けるデカンテーションまたはデカンタシオン: décantation)はワインの内、特に赤ワインを提供する際にデカンタと呼ばれるガラス容器に移す操作で、これによりワイン内の澱(おり)を取り除く[2]デカンタージュデコンタージュデキャンタージュ: décantage)ともいう。沈殿物(澱)の除去のほか、ワインを空気に触れさせることで酸化に伴う芳香をより鮮明にする目的もある[注釈 1][2]

脚注

注釈

  1. ^ 芳香をより鮮明にする目的で使用されるものとして、他にスピンワインやデキャンティングポアラーなどが挙げられる[3]

出典

  1. ^ 傾瀉”. コトバンク. 2021年12月23日閲覧。
  2. ^ a b 佐藤正透『暮らしのフランス語単語8000』語研、2014年、17頁。 
  3. ^ 亜樹直硬いワインを開かせる最新ハイテクグッズ」『朝日新聞デジタル』、2010年1月7日。

関連項目

  • ピッチャー (容器)
  • リー(澱)英語版(ワインの澱)、トラーブ英語版(ビールの澱) - 日本酒の澱は、旨味があるため酒とともに摂取する人もいる。
  • 酒石酸 - ワインなどに生成され澱や結晶になる。

デカンタージュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:55 UTC 版)

ワイン」の記事における「デカンタージュ」の解説

古いボルドー赤ワインポートワインは飲む直前に瓶からいったんデカンタ移し替える場合もある。この作業をデカンタージュと呼ぶ。デカンタージュを行う理由は、第一にワインの澱を分離すること、第二に飲む前に少し空気曝した方が風味引き立つとされることである。ブルゴーニュワインは澱が少ないために普通はデカンタージュをしない。デカンタージュは必要ないという考え方もあり、個人好みによるところが大きい(デカンテーション参照)。

※この「デカンタージュ」の解説は、「ワイン」の解説の一部です。
「デカンタージュ」を含む「ワイン」の記事については、「ワイン」の概要を参照ください。

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