旧京北町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 20:02 UTC 版)
右京区の京北地区は、もとの北桑田郡京北町で、平成17年(2005年)にいわゆる「平成の大合併」で京都市右京区に編入された。他自治体の京都市への編入は、昭和34年(1959年)の久世村(現・南区)、大原野村(現・西京区)の編入以来46年ぶりであった。 この地区は、明治22年(1889年)の市制町村制施行の時点では、北桑田郡の6つの村であった。周山村は昭和18年(1943年)に町制を施行し、周山町となった。周山町を含む1町5村は昭和30年(1955年)に合併し、京北町となった。これら1町5村とそれらが含んでいた大字の名称は次のとおりである。 黒田村 7大字(芹生・灰屋・片波・上黒田・宮・下黒田・広河原) 山国村 10大字(小塩・初川・井戸・大野・比賀江・中江・塔・辻・鳥居・下) 弓削村 9大字(上中・下中・下弓削・塩田・井崎・赤石・田貫・室谷・上弓削) 周山町 9大字(宇野・浅江・西・矢代中・漆谷・熊田・下熊田・五本松・周山) 細野村 大字なし 宇津村 6大字(柏原・弓槻・栃本・中地・明石・下宇津) 旧細野村の区域は京北町大字細野となり、残りの1町4村の計41の大字は引き続き京北町の大字となり、発足当初の京北町は42の大字で構成されていた。ただし、地理的に京都市方面との関係が強い大字広河原は昭和32年(1957年)京都市左京区に編入されたため、以後は41大字となった。 平成17年(2005年)、京北町は京都市右京区に編入され、41大字は「京北」を冠する1,232町に編成された。町名は下の例のように、従前の「京北町大字A小字B」を「右京区京北A町B」と改称する原則によって命名されている。 京都府北桑田郡京北町大字周山小字上寺田 → 京都府京都市右京区京北周山町上寺田 「京北A町B」をもって一町名であり、「京北A町(字)B」ではない(郵便番号は通常一町に対し付番されるが、旧京北町は旧大字単位で付番されている。)。 以下には旧・大字ごとの町名の数のみを記し、個々の町名の列挙は割愛する(町名リストは、外部リンクの「京都市区の所管区域条例」を参照)。 京北芹生町13町 京北灰屋町17町 京北片波町8町 京北上黒田町29町 京北宮町16町 京北下黒田町19町 京北小塩町19町 京北初川町6町 京北井戸町35町 京北大野町32町 京北比賀江町32町 京北中江町21町 京北塔町17町 京北辻町24町 京北鳥居町29町 京北下町35町 京北上中町24町 京北下中町39町 京北下弓削町47町 京北塩田町22町 京北井崎町21町 京北赤石町11町 京北田貫町36町 京北室谷町7町 京北上弓削町148町 京北宇野町23町 京北浅江町21町 京北西町20町 京北矢代中町14町 京北漆谷町14町 京北熊田町 30町 京北下熊田町52町 京北五本松町27町 京北周山町60町 京北細野町153町 京北柏原町17町 京北弓槻町12町 京北栃本町15町 京北中地町20町 京北明石町12町 京北下宇津町35町 (計1,232町)
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