旧五円金貨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:15 UTC 版)
「日本の金貨#五圓金貨幣(旧金貨)」も参照 品位:金90%・銅10%、量目:8.3333g、周囲にギザあり。表面には竜図(阿竜)、裏面には菊紋・桐紋・日章・菊枝と桐枝・錦の御旗(日月旗)・八稜鏡があしらわれている。新貨条例により本位金貨として発行された。1871年(明治4年)発行開始の大型のもの(直径23.848mm)と、1872年(明治5年)発行開始の小型のもの(直径21.819mm)がある。1897年(明治30年)以降は貨幣法により額面の2倍である10円に通用した。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行、貨幣法の廃止に伴い1988年(昭和63年)3月末で廃止された。 初期の大型版は明治3・4年銘が、縮小版は明治5年銘から30年銘まで全て存在する。旧五円金貨の縮小版は、米国の5ドル金貨や英国のソブリン金貨とほぼ同量の純金を含んでおり、国際的に見てもスタンダードなサイズであり外国人にも受け入れられ易かったため、新貨条例による旧金貨類の縮小版の中で唯一、流通用としてまとまった枚数が長期に渡って製造・発行された。
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