市制・町村制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 06:55 UTC 版)
詳細は「市制」および「町村制」を参照 ウィキソースに市制及町村制の原文があります。 ウィキソースに町村制ヲ施行セサル島嶼指定ノ件 (明治22年勅令第1号)の原文があります。 1888年(明治21年)4月25日に市制と町村制が公布され、翌1889年(明治22年)4月1日以降に施行された。ただし全国同時ではなく、一部府県では1か月~10か月半の遅れがあった。 北海道・沖縄県・「勅令を以って指定する島嶼」は、対象外とされた。島嶼の指定は、1889年(明治22年)1月17日公布の町村制ヲ施行セサル島嶼指定ノ件(明治22年勅令第1号)によってなされた。また、法律全般に言えることだが、共通法により外地にも適用されない。 市町村は、郡区町村制下の区町村と異なり、法人格を持つ地方公共団体となり、権限が拡大された。 ただし江戸時代と同じ規模の町村では行政能力が不足するので、市町村制施行の直前に、大規模な町村合併がなされた。これが「明治の大合併」である。これ以後、従来の町村は大字と呼ばれる。 区は、多くはそのまま市に移行した。三大都市では市が新設され、区は市の下の区(市の区)に移行した。 町村の大多数は町村制施行に前後してそれまでの名称に関係なく「町」「村」の語を名称の末尾に付したが、少数の町村は町村制以降もしばらくの間そうでない名称を名乗り続けた(東京府移管前の日野宿、府中駅など)。
※この「市制・町村制」の解説は、「市町村の歴史」の解説の一部です。
「市制・町村制」を含む「市町村の歴史」の記事については、「市町村の歴史」の概要を参照ください。
- 市制町村制のページへのリンク