日本進出と撤退
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「サターン (自動車)」の記事における「日本進出と撤退」の解説
日本へは1997年(平成9年)に進出。「礼をつくす会社、礼をつくすクルマ」というキャッチコピーで広告展開し、ワンプライス制で値引きなし、スーツではなくクールビズスタイルの営業マン、来店客に店側からは積極的に声を掛けないノープレッシャー営業など、誠実さを最大限に打ち出したアメリカにおける販売面での成功例をそのまま導入した。これらの販売システムは「従来にないもの」として一部国内メーカーなどから注目され、トヨタでは1998年(平成10年)に開設したネッツ店がこれらを手本にしたと言われている。当時のCM使用曲は杏里の「Close to you」(カーペンターズのカヴァー)、ナレーションは細野晴臣だった。 日本のリテーラー網には、JR東日本の子会社であるジェイアール東日本自動車販売、ハナテン、ヤナセ、いすゞ自動車などが参入し、なかでもジェイアール東日本自動車販売が運営したサターンのリテーラーは、新宿駅南口という繁華街に位置していた。 ラインナップは小型のSシリーズのみ、エンジンは直列4気筒DOHCの1.9Lのみであった。実用燃費も10km/L前後と日本での使用に適した仕様であったものの、知名度の低さやディーラー網の小ささ、さらにアメリカ車特有の内外装の質感の低さが感じられたことで日本市場には受け入れられず、2001年(平成13年)には日本市場から撤退し、在庫車はレンタカーとして沖縄県のレンタカー業者に大量に導入された。サターンが撤退した後、一部の販売店はGMオートワールド(現在のGMシボレー店)のディーラー網に参加した。 サターン撤退後の現在では部品の入手がかなり難しく、親会社であるゼネラルモーターズのディーラーでも修理を断られることが多く、ユーザーの悩みの種になっている。
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日本進出と撤退
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イギリスのウインピー社と食品会社の東食が提携し、東食ウインピーを設立(出資比率はウィンピー49、東食51)。1970年(昭和45年)12月、大阪心斎橋に日本のウインピー第1号店が開店したが、翌1971年(昭和46年)には閉鎖となっている。 フランチャイズ方式を強く推したのはイギリス側であったが、1970年(昭和45年)当時はフランチャイズ店方式が日本に馴染みが無く、良いオーナーを確保できなかったこと、イギリス・ウィンピー社の意向でナイフとフォークを使うスタイルでのハンバーガー提供を行ったこと、ハンバーガーそのものが日本社会になじんでいなかったことが、理由として挙げられる。なお、日本マクドナルドは日本側が主導となり、直営店方式をとっていた。 1992年(平成4年)には、ラッセルズ社(アメリカ合衆国)と新たに事業提携を行い、ハンバーガーチェーン「ラッセルズ」として再構築に努めるが、1998年(平成10年)に日本から撤退した。
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