日本チャンピオンへ
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2015年3月7日再起戦はタイ人のジョン・フォードと対戦。4回1分30秒でKOで勝利し再起した。 2015年7月4日 ノーランカーの相馬一哉(一力)と対戦。土屋のランクを必死に狙い、打たれ強くタフな相手は倒れることなく、最終ラウンドまで競り3-0でランクを死守した。 2015年12月8日1つ上の階級スーパーライト級3位の松山和樹(山上)と対戦。この試合に勝てば上位ランク進出が確実となるため気合の入る一戦となった。松山は6連勝中と勢いがあり好試合となることが予想されたが始まって1分すぎにダウンをとり、そのまま初回1分40秒TKOで土屋らしいKO劇で快勝し、かつてのKOキングの復活を感じさせる試合となった。 2016年4月19日、松山戦によって日本ライト級第2位となってからの初戦となったエカラチャン・モークルテープトンブリー(タイ)戦は3回のダウンをとり、初回2分31秒TKOで危なげなく勝利。この試合によって翌月日本ランキング1位になることが予想され試合後マイクをとり王者の荒川仁人(ワタナベ)に対戦をアピールした。 2016年9月24日、レックス・オリサ(フィリピン)と対戦。王者荒川仁人を想定したサウスポーとの対戦となったが、粘る相手に決め手を欠き、最終ラウンドまでもつれ込んだ。ほぼフルマークで3−0で勝利したが消化不良気味の試合となった。 このまま日本ランキング1位を保持したまま2017年のチャンピオンカーニバルで指名挑戦者として王者に挑戦する流れになるかと思われたがWBOアジア・パシフィック王座に狙いを定めた荒川仁人の日本王座返上によって事態は急転し、ランキング2位の野口将志(船橋ドラゴン)と王座決定戦を年内に戦うこととなった。 2016年12月19日、5年間負けなしの上、2016年2月にランクインしてから勢いのある野口とのボクシングモバイルでの試合予想では7割が土屋勝利を予想したものの、足を使った軽快な試合運びをする土屋とは好対照な野口との決定戦は混戦となることも予想された。しかしながら結果は2回目のダウンで10カウントを呼び込み、圧巻のKO劇を飾った。 試合後のインタビューでは新人王MVP獲得後タイトル奪取への期待を受けながらも挫折を経験し遠回りしここに至ったことについて、感極まりながらトレーナーやスタッフ・家族への感謝の気持ちを述べ、会場の後楽園ホールの観客やネット中継の視聴者の感動を呼んだ。また、後輩ボクサーたちへのエールとして語った「負けてからがボクシング」という言葉は聞いた人皆の心を揺さぶった。 この試合で2016年12月度の敢闘賞を受賞し、2017年2月4日に授賞式が行われた。 2017年3月2日、IBFは土屋をIBF世界ライト級15位にランクインした。 2017年3月4日、「第559回ダイナミックグローブ」での西谷和宏との初防衛戦。初回から白熱の打撃戦を繰り広げるも8回2分50秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。 2017年6月30日、後楽園ホールで水藤翔太と対戦し、8回3-0(77-76、77-75、78-74)で判定勝ちを収めた。しかし試合後、リング上で引退を表明した。
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