日本の宗教との関係
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「ダライ・ラマ14世」の記事における「日本の宗教との関係」の解説
オウム真理教の麻原彰晃とは亡命先のインドで 1987年2月24日と1988年7月6日に会談した。またダライ・ラマ14世は、オウム真理教から布施の名目で1億円にのぼる巨額の寄付金を受領しており、1989年にオウム真理教が東京都で宗教法人格を取得した際には、ダライ・ラマ14世は東京都に推薦状を提出してオウム真理教を支援した。 なお、麻原をインドに最初に紹介したのはペマ・ギャルポであるが、数カ月もしないうちに麻原の問題点に気づき、麻原とはかかわらないようにとダライ・ラマ法王庁に上申している。これに怒った麻原は雑誌や本などでペマを批判した。後に麻原はオウム事件を起こすに至るが、ペマは大阪国際宗教同志会平成11年度総会記念講演にて「幸いにして、麻原さんが怒って、私のことを悪く書いて下さったもんですから、助かりました。本当のことを言って……」と回想している。 1984年5月に日本武道館にてオーラの祭典として阿含宗の桐山靖雄と共に護摩法要を行った。 1998年4月に京都で念仏宗無量寿寺が主催した「第1回全世界佛教興隆会議」に参加した。また、念佛宗無量寿寺は布施として2億円をダライ・ラマ14世へ寄付したと『週刊朝日』が報じた。 2008年11月、東京都内で善光寺の若麻績信昭寺務総長らと面会。善光寺がチベット問題への憂慮などを理由として、北京オリンピックの聖火リレーの出発地を辞退したことについて「チベットを代表してお礼を申し上げる」と述べ、感謝の印として、高さ約21センチの金銅製の仏像「釈迦如来坐像」を贈った。善光寺は2009年3月6日、この仏像を翌3月7日から一般公開することを発表した。 四国地区仏教会連合の招きで来日中の2009年11月2日に愛媛県新居浜市の萩生寺において、ガンデンポタン(チベット亡命政府)樹立50周年およびノーベル平和賞受賞20周年を記念して日本で初めて建立されたナムゲル・チュールテン(チベット式仏塔)の開眼法要に参加した。また同年10月31日には東京都千代田区の日本外国特派員協会で在日外国人記者を相手に記者会見を行った。 東日本大震災の供養のため、2011年4月29日に護国寺(東京都文京区)にて四十九日特別慰霊法要を行った。また、同年10月30日に舞洲アリーナ(大阪府大阪市)、10月31日~11月3日に高野山大学松下講堂黎明館(和歌山県高野町)、11月5日に西光寺(宮城県石巻市)および孝勝寺(宮城県仙台市)、11月6日に聖和学園高等学校(宮城県仙台市)および日本大学工学部体育館(福島県郡山市)にて講演(石巻では慰霊供養と挨拶)を行った。2014年4月8日に東京エレクトロンホール宮城(宮城県仙台市)で開催された「東日本大震災および原発事故被災者のための 神道 復興祈願慰霊の会」にも参列して冥福を祈った。
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