日本の主要後発医薬品メーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:01 UTC 版)
「後発医薬品」の記事における「日本の主要後発医薬品メーカー」の解説
日本において、後発医薬品を販売している企業は196社(2017年4月6日現在)であるが、国内売上高の1000億円以上は、沢井製薬・日医工の2社のみである(2017年度)。500億円以上では、東和薬品・ニプロ・明治HD・三和化学研究所を加えて6社のみで、沢井製薬・日医工・東和薬品の3社は「ジェネリック御三家」と呼ばれる。なお196社の中には、先発企業が後発医薬品も販売している事例も含む。「」は、成分名の後に付けられる各メーカーの略称。 旭化成シンメッド(旭化成ファーマの100%子会社)- 「旭化成」 あすか製薬(武田薬品工業が筆頭株主)- 「あすか」あすかActavis製薬(あすかアクタヴィス) - 「AA」 アルフレッサ ファーマ(アルフレッサホールディングス子会社) - 一部他社から販売受託している薬品がある。自社製造分の略称は「AFP」 大塚製薬工場(大塚製薬子会社) - 「オーツカ」 大原薬品工業 - 「オーハラ」 岡山大鵬薬品(大鵬薬品工業子会社) - 「タイホウ」 科研製薬 - 「NS」「科研」 共創未来ファーマ(東邦ホールディングスの子会社) - 「共創未来」、富士フイルムファーマからの承継は「FFP」 キョーリンリメディオ(キョーリン製薬ホールディングス傘下、杏林リメディオ) - 「杏林」、「KM」(AG) 共和薬品工業 - 「アメル」 ケミックス - 「CHM」 健栄製薬 - 「ケンエー」 小林化工 - 「KN」「MEEK」 沢井製薬 - 「サワイ」「SW」 サンド(ノバルティスホールディングジャパン子会社) - 「サンド」サンドファーマ - 旧アスペンジャパン - 「SPKK」 シオノケミカル - 「SN」または「シオノ」 全星薬品工業 - 「ZE」 第一三共エスファ(第一三共の子会社) - 一部他社から販売受託している薬品がある。自社製造分の略称は「DSEP」 大興製薬 - 自社製品の後発医薬品のほか、他メーカーのOEM生産も行っている。「DK」 ダイト - 自社製品の後発医薬品のほか、他メーカーへの原薬供給も行っている。「ダイト」 DSファーマバイオメディカル(大日本住友製薬の子会社、旧住友製薬バイオメディカル) - 「DSPB」 辰巳化学 - 「TCK」 鶴原製薬 - 「ツルハラ」 テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ武田テバファーマ(テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズと武田薬品工業による合弁会社) - 「テバ」又は「タイヨー」 東亜薬品 - 「TOA」 東和薬品 - 「トーワ」 日医工 - 「日医工」日医工サノフィ(AG) - 「SANIK」 エルメッド(旧エルメッドエーザイ) - 「EMEC」「EE」 日医工岐阜工場 - 「NIG」 日新製薬 - 点眼薬のジェネリック医薬品などを手がける。「日新」 ニプロニプロESファーマ(ニプロ子会社、2017年10月の株式譲渡に伴って田辺製薬販売から商号変更) - 一部他社から販売受託している薬品がある。自社製造分の略称は「タナベ」 ニプロファーマ(ニプロ子会社、2012年10月に旧ニプロジェネファを吸収合併) - 「NP」 日本ケミファ - 「ケミファ」 日本化薬 - 「NK」 日本調剤グループ日本ジェネリック(日本調剤の完全子会社) - 「JG」 長生堂製薬(日本調剤の連結子会社) - 「CH」 日本点眼薬研究所 - 「日点」 日本薬品工業 - 「NPI」 ファイザー - 「ファイザー」 富士製薬工業 - 「F」 富士フイルムファーマ - 富士フイルムホールディングス系列(子会社の富士フイルムが8割を出資)。他社へ製造委託ないしは他社からの販売受託している薬品もあった。自社製造分の略称は「FFP」。2019年3月31日をもって解散し、ジェネリック医薬品については共創未来ファーマに製造販売承認の承継あるいは販売移管。 マイラン製薬、マイランEPD - 「マイラン」「MYL」 Meiji Seika ファルマ - 「明治」 持田製薬販売(持田製薬子会社) - 「モチダ」 祐徳薬品工業 - 「ユートク」 陽進堂 - 「YD」 全星薬品工業 -「ZE」 先発企業も後発医薬品を「主要事業のひとつ」として位置付けており、たとえば第一三共はインドの製薬会社・ランバクシーを買収して後発医薬品事業に新規参入し、2010年4月には日本国内での後発医薬品の子会社となる第一三共エスファを設立し、同年10月より営業を開始した。 2016年4月には、武田薬品工業が長期収載品事業を会社分割により大正薬品工業(現在の武田テバ薬品)へ継承する代わりに、大正薬品工業の親会社であるテバ製薬の株式交付を、武田薬品工業が受けたことでテバ製薬が合弁会社となり、同年10月に武田テバファーマに社名変更した。 2014年1月1日には、ファイザー製薬が「エスタブリッシュ医薬品事業部門」を含む4部門編成となり、特許が切れた医薬品をエスタブリッシュ医薬品と呼んでいる[出典無効]。ファイザーは2019年7月29日、特許切れ医薬品事業を分離し、後発医薬品大手の米マイランと統合することで合意したと発表した。
※この「日本の主要後発医薬品メーカー」の解説は、「後発医薬品」の解説の一部です。
「日本の主要後発医薬品メーカー」を含む「後発医薬品」の記事については、「後発医薬品」の概要を参照ください。
- 日本の主要後発医薬品メーカーのページへのリンク