日本におけるMG151とは? わかりやすく解説

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日本におけるMG151(マウザー砲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 00:29 UTC 版)

MG 151 機関砲」の記事における「日本におけるMG151(マウザー砲)」の解説

MG 151同盟国軍である日陸軍航空隊にも800挺が約40発の弾薬合わせて潜水艦による隠密輸送輸入され、「マウザー砲」の呼称三式戦闘機「飛燕」一型丙搭載された。 マウザー砲は、1943年12月初旬当時最前線であるニューギニアウェワク展開する飛行68戦隊や第78戦隊上級部隊たる第14飛行団の各「飛燕装備部隊に、補充機を兼ねたマウザー装備済み新鋭機十機と、予備砲を含む現地機への取り付け改造用の砲が九七重爆3機に工務同伴空路にて送られ階級問わずその部隊エース・パイロットたる操縦士達に優先的に割り当てられた他、飛行第244戦隊や第56戦隊といった日本本土防空部隊にも配備された。 日本におけるマウザー砲の評価としては、「B-25爆撃機左翼バタンとへし折れた(内翼部命中時)」「貫通砲弾出口直径1m程の大きな風穴空いていた(撃墜し海岸不時着した敵機見て)」といった、従来日本陸軍装備航空機関砲凌駕する強力な破壊力初速高く狙ったところに一直線に飛ぶ弾道性能や命中率良さ装填不良二重装填計器ボタンを押すだけで回復し油圧式でなく電気式による信頼性の高さから、歴戦操縦士は勿論、全操縦士達から異口同音絶賛され、数に勝り防備固いアメリカ軍戦闘機爆撃機相手遺憾なく力を発揮した。 なお、日本海軍1943年末にMG 151/20を2挺輸入したものの、この時期にはMG 151/20と(あくまでもカタログデータ上ではあるが)遜色ない性能有する九九式20mm二号機四型量産軌道に乗りつつあり、九九式20mm二号機四型改良型やより強力な五式30mm機銃開発進んでいたためか、陸軍ほど興味示さず実用機搭載した記録残っていない。 先述日本陸軍正式に供与されマウザー砲の整備は、飛行戦隊付属する武装担当整備班の手負える物でなく、元より現地整備隊で迂闊に分解する事すら厳禁とされていた。また、MG151もう一つ特色である薄殻榴弾は、当時日本金属プレス技術では模倣できず、使用されていない。なお、薄殻榴弾日本だけではなく同様にMG151コピー製造したアメリカで生産おこなわれていない後述)。

※この「日本におけるMG151(マウザー砲)」の解説は、「MG 151 機関砲」の解説の一部です。
「日本におけるMG151(マウザー砲)」を含む「MG 151 機関砲」の記事については、「MG 151 機関砲」の概要を参照ください。

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