日本におけるアーサーマレーとアメリカンスタイルの流入とは? わかりやすく解説

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日本におけるアーサー・マレーとアメリカンスタイルの流入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:06 UTC 版)

アーサー・マレー」の記事における「日本におけるアーサー・マレーとアメリカンスタイルの流入」の解説

日本において、アメリカペアダンス戦前から流入しており、1910年代からフォックストロットジッターバグ等が人気博していた。 日本社交ダンス界の王と呼ばれ日本ダンス教師草分けであり、「日本舞踏教師協会(JATD)」(現在の日本社交舞踏教師協会」(NATD))を発足させ、ヴィクター・シルベスターの「モダン・ボールルーム・ダンシング」と「セオリー・アンド・テクニック・オブ・ボールルーム・ダンシング」の訳本等を上梓し、インターナショナルスタイル日本根付かせた玉置眞吉(たまき しんきち)が、おそらく初めての紹介であろう思われる戦後玉置眞吉は、ダンス雑誌において、アーサー・マレーアメリカンスタイル包括的に紹介する記事連載している。 1947年7月25日(昭和22年)の『社交タイムス』で玉置は「世の中に目を転じてみよう。多くの人がイングリッシュ・スタイルにこだわらず踊り楽しんでいるではないかダンス人口裾野広げ、生活の中にダンス定着させるには絶好機会だ。ダンス教師たる者、これからはイングリッシュ・スタイルだけでは不十分で、やさしいアメリカダンス知らなてはならないと書いている。 1950年12月昭和25年)「ダンス音楽」にはアメリカアーサー・マレーの本『いかにしたらよいダンサーになれるか How to become a good dancer』を翻訳して紹介している。「心理的に肉体的にも骨が折れないアーサー・マレーダンスは、玉置目指すもの一致したからである。 1952年(昭和27年)には、アーサー・マレー監修したダンス・レコードアルバムが、玉置解説書付きキングレコードから発売された。玉置かなりの入れ込みようだったとみてよい。 「英国風ダンス輸入家元以って任ずる私」が、アーサー・マレーのようなアメリカンスタイル紹介するのは、「一寸皮肉に見える」と書いている。しかし、「今でも熱心な英国舞踏研究家であり、英国ダンス対す熱意有している」自分が、アメリカンスタイル社交ダンス啓蒙するのは、「ダンス対す愛着」があるからだと言っている。しかし、アメリカンスタイル紹介連載は、イングリッシュスタイルが幅を利かせる日本読者からの批判もあり、打ち切られてしまったという。 玉置眞吉は『社交ダンス踊り方』(1958年昭和33年)という本の中でアーサー・マレーダンス上達に関するアドバイス25項目を掲載している。 昭和27年1月号(1952年)のダンス雑誌ダンス音楽」(モダン・ダンス社)には松田武雄 による「アーサー・マレー・ダンス学校視察記:アメリカに於けるボールルーム・ダンス生態」という記事掲載されている。 1957年(昭和32年)に出版され佐々木励による『社交ダンス習い方』(金園社)には「アーサー・マレー・スタイル・マンボ」が3ページわたって紹介されている。 なお、米国インターナショナルスタイル競技化したダンス流入するのは、1960年代入ってからの為、かつての日本人見たアーサー・マレースタジオの様子はソーシャルスタイルの時代だったことが伺える。

※この「日本におけるアーサー・マレーとアメリカンスタイルの流入」の解説は、「アーサー・マレー」の解説の一部です。
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