新たな体制による商業以外の機能導入を含む再開発へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 02:28 UTC 版)
「神戸ハーバーランド」の記事における「新たな体制による商業以外の機能導入を含む再開発へ」の解説
神戸モザイクの南西に隣接するハーバーランド5街区は、1897年(明治30年)に建設されて、神戸ハーバーランドの開業時に三菱倉庫が神戸市に寄付した2007年(平成19年)に神戸市の「景観形成重要建築物」に指定された赤れんが倉庫があるため、その保存を条件に一括開発する方向で開発事業者を募集したが、商業地としてのハーバーランドの地位低下を背景に、一体開発は実現しなかった。 そのため、2007年10月に日本郵船の所有地が同じ三菱グループの三菱地所に分譲マンション建設用地として売却され、2009年(平成21年)3月には大京が都市再生機構が保有する土地を約19億円で落札して当地区初の民間マンションが建設されるなど、住宅機能が商業施設中心のエリアでも導入される様になり始めた。 プロメナ神戸は、2009年1月から新栄不動産ビジネスへ運営管理の委託先が変更され、2010年(平成22年)7月23日には上層階を改装して最上階の18階で足湯につかりながら神戸の景色を眺めながら楽しめる大型温浴施設神戸ハーバーランド温泉 万葉倶楽部を開業した。 神戸ハーバーランドセンタービルは2009年にリーマン・ショック後の不況の影響で所有していたパシフィックホールディングスが倒産したため、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが運営を続けながら売却交渉が進められ、倒産したホテルや旅館を買収して再生する手法で成長したホテルマネージメントインターナショナルグループが約50億円で商業棟やオフィス棟を含む当ビルを取得した事を2011年10月3日に同社が正式に発表し、2012年7月26日にホテルクラウンパレス神戸が開業した。 なお、同ビルの商業棟は中国やタイなどアジアの観光客を主な対象にした飲食店や雑貨店など約80店舗で構成される新たな商業施設に改装して2012年4月に営業を始める予定と報道されていたが、同年3月にホテルの開業延期を発表した時点では商業棟とオフィス棟の改装内容は未定に変わっており、2013年1月時点でも未着手である。なお、低層階の一部は、2011年10~11月に開催された神戸ビエンナーレ2011のメイン会場として、そして2012年1月21日~2013年1月14日の間はNHK大河ドラマ「平清盛」関連の展示がなされた「KOBE de 清盛 2012ドラマ館」として活用された。 また、神戸阪急跡の商業施設運営を不動産所有者の三菱倉庫などがイオンモールに委託することになった。さらに三菱倉庫が一部を保有して同店跡と連絡通路で接続しているHa・Reや神戸モザイクも両社が共同で一体的に運営することになり、2012年11月20日に全体の新名称が「umie(ウミエ)」と発表された。。2013年4月18日にオープンした。 そして、1995年12月に阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして三菱倉庫が神戸モザイクの南側に開業した入場料無料の街角遊園地モザイクガーデンも老朽化などで来園者数が減少したとして、2012年3月15日にミニコースター、同年5月6日にメリーゴーラウンドやお化け屋敷などの施設の営業を終了し、観覧車のみ営業を継続する事になり、跡地にはumieに合わせて再開発を行い、2013年4月19日、アニメキャラクターのアンパンマンのテーマパークと商業施設からなる神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールが開業した。
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