新たな交通体系への転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:35 UTC 版)
「天北宗谷岬線」の記事における「新たな交通体系への転換」の解説
路線維持に向けた方策は、稚内市、猿払村、浜頓別町、中頓別町、音威子府村の沿線5自治体やバス事業者などが参加する天北線代替輸送連絡調整協議会(のちに天北地域生活交通確保対策協議会に改称、以下協議会)により路線の維持へ向けた方策などが話し合われていた。 その中で、2015年(平成27年)に支庁境となる中頓別町と音威子府村の間は特に利用が少なく、中頓別町以北からの利用者が目的地が名寄市などJR乗り継ぎを目的としていることが多い実態から2016年(平成28年)10月をもって中頓別 - 音威子府間のバス運行を廃止し、猿払村・浜頓別町・中頓別町 - 音威子府駅にJR特急列車と接続する乗合タクシーを運行することが決定した。また、この時点で音威子府村は村民の利用が皆無であることから協議会から脱会した。 しかし、その後の調査で10人乗り程度のジャンボタクシーでは乗り切れない便を小型バスにするなど現状に沿った対応を行うと、沿線自治体の負担額が現行のバス路線維持より増えることが判明し、上記計画は見送られ、当面は現行バス路線の維持となった。 その後2021年(令和3年)5月28日、協議会では路線バスによる現在の運行体系を2022年(令和4年)9月までとし、10月以降は新たな体系での運行を目指すことで合意し、この時点で稚内 - 猿払間は路線バスでの運行を継続、通学以外の利用が一日数人の区間もある猿払 - 浜頓別及び浜頓別 - 音威子府間は、路線バス以外の体系も考えられるとした。 2022年(令和4年)2月10日、協議会は便数・時間帯を維持したまま次のように現行の路線を代替することを決定し、転換時期は当初予定より1年遅れの2023年10月を予定している。 稚内 - 浜頓別間は引き続き宗谷バスにより路線バスを維持。 浜頓別 - 中頓別 - 音威子府にデマンド交通(2往復/日)を新設。 浜頓別 - 中頓別に高校通学便(1.5往復/日)を新設、一般混乗可。
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