ぶん‐だい【文台】
文台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/18 02:32 UTC 版)
文台(ぶんだい)とは、書籍や短冊などを載せるために使われた机状の台のこと。
概要
平安時代に儀式や歌合、釈奠などで用いられた甲板1尺5寸×1尺・高さ3尺の黒漆塗りの4脚の台で、詩歌を記した懐紙を載せた筥(「文台の筥」)を載せるために用いられた。後には硯箱の蓋を仰向けにして文台の筥の代替とする場合もあった。
室町時代に入ると背の高い文台が廃れ、代わって文台の筥として要素を併せ持った高さの低い文台が作られ、これに硯箱や書籍等も載せるようになった。また、文台に様々な意匠が施され、硯箱と意匠を統一したセットの物や蒔絵や織物張りの物も現れ、床飾などの装飾品としての役割を果たす物もあった。現存する江戸時代のものは1尺7寸-2尺×1尺2寸・高さ3-4寸ほどの4脚の台になっている物が多い。
参考文献
- 郷家忠臣「文台」『国史大辞典 12』(吉川弘文館 1991年) ISBN 978-4-642-07721-7
- 小泉和子「文台」『日本史大事典 5』(平凡社 1993年) ISBN 978-4-582-13105-5
- 土井久美子「文台」『日本歴史大事典 3』(小学館 2001年) ISBN 978-4-09-523003-0
関連項目
「文台」の例文・使い方・用例・文例
- 天文台
- 天文台に行くのが好きです。
- その天文台はよい位置にある。
- 天文台.
- 韻文台詞の途中の切れ目または休止(通常感覚のための)
- イギリスの旧グリニジ天文台を通る子午線を0度として,その西側180度までの間の経度
- グリニッジ天文台という天体観測施設
- 人工衛生やスペースシャトルに天体観測機器を搭載した宇宙空間にある天文台
- グリニッジ天文台という,イギリスの天文台
- パリ天文台という,フランスの天文台
- 米国カリフォルニア工科大学の天文学者,マイケル・ブラウン博士は7月29日,彼と彼のチームがパロマ天文台の望遠鏡で新しい惑星を発見したと発表した。
- 写真提供:国立天文台
- 天文台の窓から,人々は春分の日と秋分の日の日没などの天体事象を観測することができた。
- 国立天文台はすばる望遠鏡によって撮影されたかに星雲の新たな画像を公開した。
- 国立天文台によると,月は7時16分に欠け始め,半分欠けた後,10時ごろ満月に戻った。
- この月食の晩,北海道は晴天となり,およそ200人が月食を観測するため札(さっ)幌(ぽろ)市(し)天文台に向かった。
- 沖縄県の石(いし)垣(がき)島(じま)天文台が先日,珍しい自然現象である月(げっ)虹(こう)の写真撮影に成功した。
- 同天文台によると,その現象は1月7日午後7時ごろから約30分間観測された。
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