琴棋書画沈金文台とは? わかりやすく解説

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琴棋書画沈金文台

主名称: 琴棋書画沈金文台
指定番号 2519
枝番 02
指定年月日 1988.06.06(昭和63.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1合
時代区分 室町
年代
検索年代
解説文: 文台とは一般に和歌連歌会席において短冊懐紙をのせる台のことで、歌会中心的役割りを果たす重要な存在であり、室町後期以降多く硯箱一具として製作・使用されるうになる室町時代文台の優品には蒔絵作例が多いが、本件では、中世新たに中国から伝えられ当時珍重され沈金(刀刻線内金箔押込め文様を表す技法)で加飾されている。
 文台の運刀法はよどみがなく筆意がある巧妙なのであるのに対し硯箱のそれは繊細巧緻であるなど、両者技法・作期にいささか差異があるが、共にわが国における初期沈金遺例中、刀技に優れ保存良好な文台硯箱稀少作例である。
 なお、社伝によれば連歌通じて霊元上皇親交のあった小松天満宮初代別当能順【のうじゆん】(一六二八一七〇六)が共に上皇より下賜されたもので、以来当社連歌会に一具として用いられている。



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