琴塚古墳とは? わかりやすく解説

琴塚古墳

名称: 琴塚古墳
ふりがな ことづかこふん
種別 史跡
種別2:
都道府県 岐阜県
市区町村 岐阜市琴塚
管理団体 岐阜市(昭9・929)
指定年月日 1934.08.09(昭和9.08.09)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 平野中ニ存スル前方ノ後円型古墳ニシテ南面封土ノ長サ約六十三間後円部ノ徑約三十八間高サ約三十三尺前方部ノ幅約二十九間高サ約二十五尺アリ周囲ニ幅約十間ノ環隍阯アリ外堤亦約八間ノ幅ヲ有シ往々埴輪破片発見セリ コノ外ニ幅約四間ノ環隍阯アリ
従來表面畑地ト化シタリシヲ調査結果発見セルモノナリ
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琴塚古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 04:46 UTC 版)

琴塚古墳

1975年撮影の航空写真
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
所属 琴塚古墳群
所在地 岐阜県岐阜市琴塚3-5-37
位置 北緯35度25分5.47秒 東経136度48分53.07秒 / 北緯35.4181861度 東経136.8147417度 / 35.4181861; 136.8147417
形状 前方後円墳(二重壕あり)
規模 全長115m
後円部高さ10.5m
出土品 埴輪勾玉金環耳環など
築造時期 5世紀
被葬者 伝・五十琴姫命
景行天皇妃)
史跡 1934年昭和9年)国指定
地図
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古墳の南側

琴塚古墳(ことづかこふん)は、岐阜県岐阜市にある前方後円墳。岐阜県内では3番目の大きさである(1位は大垣市の昼飯大塚古墳)。5世紀頃の古墳である。1934年昭和9年)8月9日、国の史跡に指定されている。

被葬者は景行天皇の后、五十琴姫命と伝えられ、琴塚の名もこれに由来する。

概要

長良川南岸の岐阜市から各務原市にかけての地域に、柄山古墳(全長91メートル)、南塚古墳(全長65.6メートル、消滅)土山古墳(全長58メートル、消滅)などの前方後円墳、円墳で形成された琴塚古墳群が所在した。

本古墳は、この古墳群中の1基であり、岐阜市東部、金華山の南東に広がる低位台地の東端に位置する[1]。二重の濠をもち、現在知られている古墳のうちでは県内第3位の規模である。現在は外濠は埋め立てられており、北西と東側に痕跡は残っている。内濠は築造時のままである。未発掘のため内部構造は不明である。墳丘は三段築成、葺石、円筒埴輪をもつ。墳丘の両側に造り出しが対称に設けられている。定型化が進んだきわめて整った形をしている。

構造

  • 墳形:前方後円墳葺石埴輪も残る)
  • 規模
    • 全長:約115メートル(外濠を含めた古墳全長は194メートル)
    • 後円部径:69メートル、後円部高さ 10.5メートル
    • 前方部幅:74.2メートル、前方部高さ 7.5メートル
    • 内濠幅:18~20メートル、外濠幅 7.2メートル、内堤の平均幅 14.5メートル
  • 主な出土品

所在地

交通アクセス

最寄りバス停

  • 岐阜バス・岐阜関線、大洞団地線など 「琴塚」バス停から東へ徒歩で約4分。
  • 同 尾崎団地線 「佐兵衛新田」バス停から北へ徒歩で約4分。
  • 長森ふれあいバス(岐阜市コミュニティバス) 「新田公民館前」バス停から東へ徒歩で約1分。

JR岐阜駅からのアクセス

名鉄岐阜駅からのアクセス

関連項目

外部リンク

  1. ^ 日本歴史地名大系『琴塚古墳』 - コトバンク



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