文史通義とは? わかりやすく解説

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ぶんしつうぎ【文史通義】

読み方:ぶんしつうぎ

中国学問論・文論書8巻(のち、9巻本に編集)。清の章学誠著。1832年刊。中国史学学問的意義強調する


文史通義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 00:35 UTC 版)

文史通義』(ぶんしつうぎ)は、清朝時代に章学誠によって書かれた中国の歴史理論書である。本書は、内篇5巻と外篇3巻からなり、歴史、文学、哲学、政治など幅広いトピックを扱っている。1832年に刊行された。

概要

『文史通義』は、唐代中期に劉知幾によって書かれた『史通』と並んで、中国史学の2大著作の一つとされている。『史通』に鄭樵の『通志』を合わせて「史学三書」とも呼称される。

六經皆史(六経は全て史書である)という命題が重要なテーマであり、著者の章学誠は、六経が古代の実際の政治社会の発展を記録したものであると考えていた。

本書は、古代中国史の学問的基盤を築き、通史編修の必要性を提唱している。また、本書は方志の整理に関する主張を提唱しており、地域の歴史の変遷を記録するために、各州県に志科を設置することを提案している。

本書は、漢書・藝文志を校正するために書かれた。

日本語訳

内篇については、京都大学人文科学研究所の『文史通義』研究班による訳が存在する。


脚注

外部リンク



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