慶良間空港とは? わかりやすく解説

けらま‐くうこう〔‐クウカウ〕【慶良間空港】

読み方:けらまくうこう

沖縄県島尻郡座間味村にある空港地方管理空港の一。平成6年1994開港慶良間諸島南西部外地島(ふかじしま)に位置する。島全体飛行場用地


慶良間空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 09:32 UTC 版)

慶良間空港
Kerama Airport

IATA: KJP - ICAO: ROKR
概要
国・地域 日本
所在地 沖縄県島尻郡座間味村
字慶留間934-13
種類 地方管理空港(旧第3種空港)
運営者 沖縄県
運用時間 8:00 - 18:00
ターミナル 1
標高 47.5 m (155.8 ft)
座標 北緯26度10分06秒 東経127度17分36秒 / 北緯26.16833度 東経127.29333度 / 26.16833; 127.29333座標: 北緯26度10分06秒 東経127度17分36秒 / 北緯26.16833度 東経127.29333度 / 26.16833; 127.29333
公式サイト
地図
KJP
KJP
KJP
慶良間空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
02/20 NO 800×25 舗装
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示
慶良間空港の空中写真(2020年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

慶良間空港(けらまくうこう、: Kerama Airport)は、沖縄県島尻郡座間味村外地島(ふかじしま)にある地方管理空港である[注 1]

概要と歴史

慶留間橋の架橋により地続きとなっている慶良間諸島の無人島、外地島の東側に所在する。固定翼機による定期便は無いが、エクセル航空によるチャーターヘリの受け入れや、救急患者移送などの必要性から職員を配置し稼動している。

1982年(昭和57年)2月10日に民間企業の公共施設地図航空が設置・管理する非公共用飛行場としての設置許可および開発許可を受け[1]、同年3月に第1期工事に着手。同年7月15日に慶良間飛行場として供用が開始され[1]民間航空により運航が開始された。1983年(昭和58年)4月には不定期2地点間旅客輸送(那覇 - 慶良間間)の実施承認を受け、実質的には定期的な航空路を持つ飛行場となったが、運航会社の親会社(豊田商事)の倒産などにより1986年(昭和61年)に運航が停止されることとなった。

この時、座間味村などが運航を再開すべく各方面に働きかけた結果[2]琉球エアーコミューター (RAC) が設立され[注 2]、同社は1986年(昭和61年)1月28日に慶良間飛行場の設置管理者の地位継承の許可を受けて[1]1987年(昭和62年)2月17日に那覇 - 慶良間間の運航を再開した[4]。沖縄県では、離島の民生安定と地域振興に寄与するため、1992年(平成4年)4月1日に設置管理者の地位を継承。11月17日に沖縄県を設置者とする公共用飛行場としての設置許可を受け、11月26日に第三種空港の指定を受けて、1994年(平成6年)11月10日に供用開始した[1][5]

2006年(平成18年)3月を以って琉球エアーコミューターが撤退すると、同年7月1日からエアードルフィンが不定期便を就航させた[6]が、チャーター便への変更後に同社の事業停止に伴い運休となった。

エアードルフィンの撤退以降、しばらく定期便は就航していなかったが、2013年(平成25年)9月より同年10月までの期間限定[7][注 3]第一航空が週3往復就航していた[9]

就航路線

  • なし

ギャラリー

その他

かつては[いつ?]空港のある外地島とそれぞれ橋で繋がった慶留間島を経由して阿嘉島までの送迎バスと、阿嘉島から座間味島渡嘉敷島へ渡る連絡船があったが[10]廃止となった。

脚注

注釈

  1. ^ 定期航路が就航した当時は、ケラマ空港と片仮名表記している時刻表もあった。
  2. ^ 設立は1985年(昭和60年)12月24日[3]
  3. ^ 当初は同年夏季から運航開始予定だったが、9月からの就航に延期されている[8]

出典

  1. ^ a b c d 慶良間空港”. 沖縄県. 2019年2月24日閲覧。
  2. ^ 管内空港の現況と出先機関 慶良間空港”. 大阪航空局. 2019年2月24日閲覧。
  3. ^ 会社概要”. 琉球エアーコミューター株式会社. 2019年2月24日閲覧。
  4. ^ 会社概要”. 琉球エアーコミューター株式会社. 2017年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月24日閲覧。
  5. ^ “慶良間空港11月10日開港”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1994年9月5日) 
  6. ^ “エアードルフィン 慶良間-那覇間に就航”. 琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス. (2006年6月27日). http://www.qab.co.jp/news/200606276937.html 
  7. ^ 第一航空が検討、再開向け協議会 石垣線 - 沖縄タイムス(2013年10月3日付、同年12月22日閲覧)
  8. ^ [1][2] - 第一航空[リンク切れ]
  9. ^ 第一航空の那覇-慶良間便が就航”. 座間味村 (2013年9月6日). 2014年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月22日閲覧。
  10. ^ 慶良間空港”. 沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語. 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー (2016年2月15日). 2019年2月24日閲覧。

関連項目

外部リンク





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