性的暴行疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:15 UTC 版)
2020年9月12日から13日にかけて行われるモナコ公国シャルレーヌ公妃が主催する、コルシカ島からモナコ公国までの180kmを30時間かけて走破する2チーム対抗のチャリティー水上自転車レース「The Crossing: Calvi ーMonaco Water Bike Challenge」に招待を受け、シャルレーヌ公妃率いる「チームセレニティ」の対抗チーム「チームノートリアス」のリーダーとして参加をするため、スタート地点のコルシカ島に婚約者のディー・デブリンと2人の子供たちと共に滞在し、シャルレーヌ公妃と水上自転車の練習などをしていたところ、レース2日前の10日に性的暴行未遂と公然わいせつの疑いで現地の警察に身柄を拘束され事情聴取を受けたが、勾留期限が切れる前に釈放され、訴追もされなかった。マクレガーの担当弁護士は「権利の乱用」だと話し、広報担当者も「不適切行為との告発を強く否定する」と容疑を完全否定するコメントを出した。2021年4月14日、コルシカ島の当局が、刑事訴追を行うには証拠が不十分として、マクレガーに対する性的暴行未遂と公然わいせつの容疑を棄却した。マクレガーに対してDNA鑑定などの捜査が行われたという。 ニューヨーク・タイムズがマクレガーの引退発表に合わせたかのように、マクレガーが引退を発表したのと同日の2019年3月26日に、アイルランドで2018年12月に1人の女性から性的暴行の告訴があり、そのためマクレガーが1月に法執行機関の事情聴取を受けており、起訴はされなかったが現在も捜査対象になっていると報じた。マクレガーの広報担当はコメントを発表し、「この件はしばらく前から知られている話であり、今になって報じられる理由が分からない」「コナーの引退発表に、このうわさが関係していると考えるのは完全なる誤りである」と否定した。広報担当のコメントの通り、アイルランドではこの件が、女性が告訴を行った2018年12月頃から報道されており、有罪判決を受けるまでは、性的暴行で告訴された個人を特定するような報道を制限する法律があるため、個人名は出さずマクレガーと特定しない形でスポーツスターやスポーツマン、有名アイルランド人スポーツスターなどとして報じられていた。 2021年1月19日、インディペンデント・アイルランド紙が、2018年に起きた事件で、被害にあったとされる原告の女性とその母親が、マクレガーと仲間に対して、数百万ドルの人身損害民事訴訟を18日に起こしたこと、及びアイルランド警察が広範囲に及ぶ捜査をした結果、最終的にマクレガーを刑事訴訟で起訴しないことを決定したと報じた。マクレガーの広報担当はコメントを発表し、「原告への事情聴取に加え、多数の情報源への事情聴取、目撃者の証言の入手、監視カメラ映像の分析、マクレガーの協力などの、アイルランド警察によって行われた徹底的な捜査の後、これらの疑いは断固として退けられた」「原告は、事実がこの訴訟の主張と矛盾していることを知っている」と否定した。告発者および被告の身元を保護するアイルランドのプライバシー法によって訴訟の詳細は明らかにならなかったが、ニューヨーク・タイムズは、訴訟の申し立てを入手したとして、今回の民事訴訟は同紙が以前2019年3月26日に報じたマクレガーが起こしたとされる性的暴行事件のもので、原告の女性は、2018年12月9日に以前から知り合いだったマクレガーにダブリンのホテルで強姦されたとして、179万ドルから213万ドルの損害賠償を求めていると報道した。2021年1月21日に開かれた自身の試合(UFC 257)の試合前記者会見で、マクレガーは「それは古いニュースだ。2年間にわたって徹底的に捜査され、私の不正行為の疑いは晴れた。それだけだ」と否定した。 2019年11月にはマクレガーの子供を出産したので認知をして欲しいとしつこく訴えていた女がいたが、マクレガーはDNA型鑑定で親子鑑定を行い、マクレガーの子供ではないことを証明した。
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