性的演目と終宴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:33 UTC 版)
「饗宴 (クセノポン)」の記事における「性的演目と終宴」の解説
アウトリュコスとリュコンの父子が散歩のために退席しようとしていると、豪華な椅子が部屋の中に持ち込まれ、シュラクサイの男が、アリアドネーとディオニューソス夫婦の寝室を再現した演目を行うと言い出す。 まずアリアドネーに扮した踊り娘がやって来て座り、続いて笛の演奏を伴ってディオニューソス役の少年が踊りながら入ってきて、彼女の膝の上に座り、抱きしめてキスをする。 観客が盛り上がる中、二人は立ち上がって抱擁とキスを繰り返す。二人が本当に愛し合っているのではないかと観客が思うほどの迫真の演技を経て、二人は寝床へと向かうように立ち去る。 演目の興奮が残る中、未婚の者たちは結婚しようと思い、既婚の者たちは妻が恋しくなって馬を駆って帰路につく。残ったソクラテス等は、リュコン父子やカリアス等と共に散歩に出かけることにする。 この日の饗宴はこうして終わった。
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