びりょう‐ようそ〔ビリヤウヤウソ|ビリヤウエウソ〕【微量養素/微量要素】
微量要素
主な微量要素 | 効 果 な ど |
ホウ素【B】 | 98%は細胞壁に存在することから、細胞壁の合成、 細胞膜の完全性の維持、糖の膜輸送、核酸合成、 酵素の補酵素などに関係していると予想されている。 |
カルシウム 【Ca】 |
細胞分裂を促進し、細胞壁を丈夫にし、その結果、 病害虫に強い植物体をつくる。葉緑素の生成。 |
イオウ【S】 |
アミノ酸の形で摂取する。欠乏すると葉が黄色くなって 生育が低下する。タンパク質の合成に必要な元素。 葉緑素の生成を助ける。 |
鉄【Fe】 | 光合成の働きに必要な元素。 |
マンガン 【Mn】 |
植物体内の酸化還元酵素の働きを強める。葉緑素の生成を 助ける。タンパク質の生成を助ける。 |
銅【Cu】 | 植物体内の酸化還元に関係する銅酵素の構成成分。 |
亜鉛【Zn】 | 植物体内の各種酵素の構成成分。その働きを高め、 体内の酸化還元に関係する。葉緑素、生長促進物質の生成 に役立つ。 |
アルミニウム 【Al】 |
葉緑素を構成する中心元素。リン酸の吸収、運搬を助ける。 |
ナトリウム 【Na】 |
光合成の働きに必要な元素。 |
マグネシウム 【Mg】 |
葉緑素を構成する元素。植物の新陳代謝を盛んにする。 蛋白質、脂肪の合成に必要な元素。植物の体内のリン酸の 移動を助ける。 |
モリブデン 【Mo】 |
植物体内の酸化還元の酵素の構成成分。硝酸還元に関係。 |
ケイ素【Si】 | 耐病、耐虫性、耐倒伏性などを高める。 |
微量要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:33 UTC 版)
鉄、マンガン、ホウ素、モリブデン、亜鉛、銅、塩素は、微量要素という。これらは必要な元素であるが必要な量は微量であり、大抵土壌や肥料に含まれている量で充分で、過剰障害も生じやすいことから、微量要素肥料の施用には十分な配慮が必要である。葉面散布で施用すると効果的な場合がある。
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