廃止通貨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 11:03 UTC 版)
旧世界スペイン・ペソ : スペイン・エスクード (1エスクード = 2ペソ) などと併用。スペイン・ペセタ期を経て現在はユーロ圏に加盟(1ユーロ=166.386ペセタのレートで切り替えを実施)。 ギニアビサウ・ペソ : 1997年に1フラン=65ペソのレートで西アフリカCFAフラン圏に編入。スペルはスペイン語圏のペソと共通であったが、ポルトガル語話者の間では「ペーゾ」と発音されていた。 南米ペソ・モネダ・ナシオナル(アルゼンチン) : 1888年の通貨改革から1970年の1/100デノミまで。 ペソ・レイ(アルゼンチン) : 1983年の1/10000デノミまで。 アルゼンチン・ペソ : 1985年の1/1000デノミで旧アウストラルに改称。 旧ウルグアイ・ペソ : 1973年の1/1000デノミまで。 新ウルグアイ・ペソ : 1993年の1/1000デノミで現ウルグアイ・ペソに改称。 パラグアイ・ペソ : 1944年の1/100デノミで現グアラニーに改称。 旧チリ・ペソ : 1960年の1/1000デノミで旧エスクードに改称。 ボリビア・ペソ : 1987年の1/100万デノミで現ボリビアーノに改称。 エクアドル・ペソ : 後に導入される旧スクレ貨の廃止(2000年)でアメリカ・ドル圏に編入(1ドル=2万5000スクレ)。 ベネズエラ・ペソ : 旧ボリバル期を経て、2008年の1/1000デノミで現ボリバル・フエルテ(「強いボリバル」)に改称。 中米・カリブ海地域旧メキシコ・ペソ : 当初[いつ?]は1アメリカ・ドル=2ペソ前後で安定していたが、メキシコ経済の悪化にともない切り下げが続いた。特に累積債務問題が表面化した70年代末期から90年代初頭にかけてはその傾向が顕著で、1/1000デノミ(1993年)で廃止される直前の段階で対ドル相場は既に4桁(1ドル=2000ペソ台)に達していた。 コスタリカ・ペソ : 1896年に現コスタリカ・コロンに改称(新旧両貨の交換比率は1対1の等価) エルサルバドル・ペソ : 旧サルバドール・コロン期を経て2001年にアメリカ・ドル圏に編入(1ドル=8.75コロン)。 グアテマラ・ペソ : 旧フランス・フランとの連動関係解消後下落が進んだ為、現ケツァルに改称。長らく1対1の比率でアメリカ・ドルに連動していたが、1979年に変動相場制に移行。 ホンジュラス・ペソ : 1931年に現レンピラに改称(1対1の等価交換を実施)。アメリカ・ドルとの連動性が高い通貨(1ドル=2レンピラで固定)であったが、1980年代後期に変動相場制に移行。 ニカラグア・ペソ : 1912年に1旧コルドバ=12.5ペソのレートでデノミを実施。1988年の1/1000デノミ(1新コルドバ=1,000旧コルドバ)を経て、1990年の再デノミで現在のコルドバ・オロに改称(1コルドバ・オロ=500万新コルドバ)。「オロ」(oro) はスペイン語で「金」を意味するが、「コルドバ・オロ」そのものは金本位制とは全く無関係である。既述の「ボリバル・フエルテ」同様、激しいインフレで紙切れ同然になったこれまでの単位と異なる強く安定した通貨である事を強調する目的で付帯されたものと思われる。 兌換ペソ(キューバ):直接的な流通が禁止されたアメリカ・ドルに替わる兌換通貨として2004年に導入。
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