底生生物とは? わかりやすく解説

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ていせい‐せいぶつ【底生生物】

読み方:ていせいせいぶつ

成体が、海・湖沼河川など水底に生活の場をもつ生物総称水生生物生活様式によって分けたときの生態群の一。ベントス


底生生物 (ていせいせいぶつ)

 ベントス生活型による水生生物類型一つで、底層および底層から突出する岩礫などに固着生活または葡匐を行って生活する動物・植物群。底生生物は底質汚染粒度組成により、独特な底生生物群等を形成し、その変化ネクトンプランクトン群と比べてはるかに明瞭であり、汚染に伴う生物指標として、海水淡水問わず、最も広く用いられている。一般的に、泥の成分が多い場所には環形動物ゴカイなど)が多く、砂が主体の場所では甲殻類ヨコエビなど)が多くなる
 →底生植物底生動物

底生生物

読み方ていせいせいぶつ
別名:底棲生物
【英】:benthos

ベントス。底層および底層から突出する岩礫等に固着生活またははって生活する動物植物群。底生生物は底質汚染粒度組成により、独特な底生生物群を形成するため、汚染に伴う生物指標として、広く用いられている。一般に泥の多い場所には環形動物(ゴカイなど)が多く、砂が主体の場では甲殻類(ヨコエビなど)が多くなる

ベントス(ベントス)

底生生物(ていせいせいぶつbenthos

海底あるいは水底定着するか、海底這って生活する生物総称してベントス(底生生物)と呼ぶ。水生生物生態的に、ネクトン遊泳生物)、プランクトン浮遊生物)およびベントスに分類する貝類甲殻類きょく皮動物等がその代表的な例であるが、その中にはかなり遊泳するものがあり、ネクトン等との区別は必ずしも厳密ではない。

底生生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 00:43 UTC 版)

底生生物底棲生物、ていせいせいぶつ、: benthos)は、水生生物の生活型の一つである。


  1. ^ a b c d 森敬介 著「ベントス」、巌佐庸・松本忠夫・菊沢喜八郎・日本生態学会(編集) 編『生態学辞典』共立出版、2003年、504-505頁。ISBN 4320056027 
  2. ^ Robert P. Higgins and Hjalmer Thiel (1988). Introduction to the Study of Meiofauna. Smithonian Institution Press 
  3. ^ 漁業活動による環境保全”. 水産庁. 2019年10月23日閲覧。


「底生生物」の続きの解説一覧

底生生物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 13:59 UTC 版)

千波湖」の記事における「底生生物」の解説

以下は『河川生物生息実態調査報告書』(2000年水戸市)、『平成16年度自然環境調査河川生物編)結果報告』(2005年水戸市)、『平成26年度 自然環境調査(市内東部地区)』(水戸市)で確認された9種の底生生物である。その内水質汚濁度合い測る指標生物には名前の右に1から4の数字をつけた。1はきれいな水水質階級Ⅰ)、2は少し汚い水質階級)、3は汚い水質階級)、4は大変汚い水質階級)を示す。この指標生物調査結果から『河川生物生息実態調査報告書』(2000年水戸市)は千波湖水質を「汚い水質階級)」のレベル位置づけている。 千波湖水質については「#水質」を参照 千波湖の底生生物貝類 サカマキガイ 4 環形動物エラミミズヒル 3 甲殻類 ミズムシ 3、スジエビ 2、テナガエビアメリカザリガニ 4 昆虫類 ユスリカセスジユスリカ 4

※この「底生生物」の解説は、「千波湖」の解説の一部です。
「底生生物」を含む「千波湖」の記事については、「千波湖」の概要を参照ください。

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