年間スケジュールおよび開催コース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:38 UTC 版)
「MFゴースト」の記事における「年間スケジュールおよび開催コース」の解説
年間レース数は全5戦。第3戦と第4戦のあいだの8月には「サマーブレイク」と称される休養期間が設けられている。年間表彰式、およびパーティーは11月下旬に帝国ホテルで開催される。 開幕戦:神奈川県小田原市 小田原パイクスピーク 開催時期:5月下旬 全長:40.8キロメートル 決勝レース周回数:2周 MFGの開幕戦コース。箱根ターンパイクを通過後、芦ノ湖、旧国道1号線を通りゴールとなる。一周あたりのコース長は全コース中最長。本作の世界では数年前に富士山北面で大爆発が発生し、それ以降の地下水脈の変動により温泉が枯れ、さらに火山性のガスと靄がふもとを覆うようになったため、セクター3以降にある箱根の温泉街は人が住まないゴーストタウンと化している。この区間は靄の影響で視界がきわめて悪く、事故が多発していることから、このコースでのデスエリアとされている。 ターンパイク麓から芦ノ湖までの上りがセクター1、芦ノ湖畔が平坦なセクター2、旧国道の急峻な下りがセクター3、「カマボコストレート」と呼ばれる全長1.9キロメートルの直線とターンパイク入口までを含んだ区間がセクター4となっている。 第2戦:神奈川県小田原市 芦ノ湖GT 開催時期:6月下旬 全長:25.3キロメートル 決勝レース周回数:3周 芦ノ湖スカイラインなど、芦ノ湖周辺の道路を用いて設定されたコース。小田原パイクスピークよりも直線区間が少ないことが特徴。コースの一部に、富士山火口からの火山灰が集中して降り積もるために路面が極めて滑りやすい区間があり「スリッピートラップ」と呼ばれる。この火山灰は何度コース清掃をおこなっても除去しきれず、区間内での事故率も高いために、芦ノ湖GTにおけるデスエリアとして恐れられている。 第3戦:神奈川県真鶴町 ザ・ペニンシュラ真鶴 開催時期:7月下旬 全長:17.4キロメートル 決勝レース周回数:5周 住宅街を舞台とした超低速セクションと、真鶴半島の海上にかかる橋などを舞台とした超高速セクションが入り交じり、4箇所の立体交差を有する。富士山の火山灰や火山性ガスによる影響は見られないが、火山活動の影響で発生した大規模停電の記憶を風化させない目的で、コース内にあるトンネルの照明が意図的に落とされている。そのため、外に飛び出す際の明暗差で一瞬視界が効かなくなるうえ、超低速セクションの道幅の狭さもあいまって、ドライバーの間では攻めにくいコースとして評価されている。超高速セクションの中には、緩い上りの右コーナーから切り返して下りの左コーナーに突入する超高速S字コーナーがあり、スパ・フランコルシャンの名物セクション「オー・ルージュ」に似ていることから、同じ名前がつけられている。 第4戦:静岡県熱海市 シーサイドダブルレーン 開催時期:9月下旬 全長:21.7キロメートル 決勝レース周回数:6周 相模湾沿いの有料道路と、山側の生活道路から構成されるハイスピードコース。富士山の火山活動に伴う大地震により、国道135号沿いの山から地下水が滝となって吹き出しており、大量の水が完全に道路を覆い尽くしている地点が相模湾沿いの道路に存在する。この地点は「ハイドロトラップ」と呼ばれ、突っ込んだ際にハイドロプレーニング現象を引き起こす。ここを抜けた後もタイヤが濡れることでグリップを急激に奪われるため、ドライバーはウェット状態のタイヤをいかにうまく扱うかの技術が問われる。また、水に高速で突っ込むことで急な減速Gが車体にかかり、ドライバーの頸椎に大きな負担をかける。 相模湾沿いのコースから折り返すと山側のコースとなるが、こちらには前述の滝をかわす目的でジャンプ台が設置されており、ジャンプ前後の姿勢作りの技術がドライバーに求められる。 最終戦:熱海ゴースト 開催時期:10月下旬
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