パイクス‐ピーク【Pikes Peak】
パイクス・ピーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/05 05:16 UTC 版)
パイクスピーク Pikes Peak |
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標高 | 4301[1] m |
所在地 | コロラド州エルパソ郡 、コロラドスプリングス近く |
位置 | 北緯38度50分26秒 西経105度02分39秒 / 北緯38.84056度 西経105.04417度座標: 北緯38度50分26秒 西経105度02分39秒 / 北緯38.84056度 西経105.04417度 |
種類 | 花崗岩 |
初登頂 | エドウィン・ジェームス登山隊(1820年) |
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パイクス・ピーク(Pikes Peak)とは、北アメリカ大陸はロッキー山脈内にある山の一つ。もっとも有名なアメリカの山頂の1つであり、コロラド州東部の主要都市であるコロラド・スプリングスが山麓に位置する。1806年に探検家のゼブロン・パイク(Zebulon Pike)によって紹介された為にPike’s Peak (パイクの頂)と名づけられた。山麓には炭酸泉が多数あり、飲泉が結核に効くとされたことから、19世紀にはマニトウ・スプリングスなどの保養地ができ始めた[2]。
この地でモータースポーツの著名なレースの一つである「パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライム」が行われることで知られる[3]。
マニトウ・スプリングスから頂上までは、1890年に開業したパイクス・ピーク・コグ鉄道というディーゼルカーの鉄道が通っている[1][2]。コグ(Cog)とは歯車の意味で、2本のレールの間に設置されたラックレールに車両側の歯車を噛み合わせて勾配を上る、ラック式鉄道という種類の山岳鉄道である。「世界一高い登山鉄道」と言われ、頂上までの道のり約14キロメートルを1時間15分ほどかけて登って行く[1]。
脚注
- ^ a b c “パイクス・ピーク・コグ鉄道”. テレビ朝日. 2013年8月2日閲覧。
- ^ a b 江藤詩文 (2014年6月21日). “パイクスピーク・コグ鉄道(1)5月にまさかの…“全米一の山頂”は遠かった”. 産経新聞社 2014年6月21日閲覧。
- ^ “ヨコハマタイヤ装着車が電気自動車の歴代記録を更新”. 横浜ゴム (2010年6月29日). 2014年6月22日閲覧。 “世界で最も有名なヒルクライムレース”
パイクスピーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 00:01 UTC 版)
アメリカ、コロラド州で毎年アメリカ独立記念日の前後に開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに1989年及び1991年 - 1993年までの間、2代目カルタスをベースとしたスペシャルマシン「スズキスポーツ・ツインエンジン・カルタス」が参戦している。ただし、ベースと言ってもそれは外観だけであり、軽量なパイプフレームのシャシに400PSを発生する直列4気筒1.6Lエンジンを前後に搭載し、合計800PS/92.3kgf·mに達するというオリジナルとは似ても似つかぬモンスターマシンであった。この2基のエンジンは電子制御とEMCDと呼ばれる電磁クラッチ式センターデフで制御されていた。当時のスズキは大排気量エンジンを開発、製造しておらず、エンジン2基搭載という破天荒な発想は適当なエンジンがない故の苦肉の策でもあった。また極端とも言える馬力設定も、パイクスピーク山頂付近では空気が薄く、高度が上がるにつれてエンジンパワーが低下していくため、予め高めの設定としたためである。 そして、一連のスズキ・パイクスピーク用マシンの外観的な特徴でもある巨大なウイングも、空気の薄くなる山頂付近においてもダウンフォースを得られるよう風洞実験を繰り返し作られたものである。 このマシンの開発した田嶋伸博は自らドライバーとして乗り込み、パイクスピークに挑んだ。初参加の1989年はリタイアであったが、改良を加えTYPE2となって2年越しの1991年に12分34秒51で完走を果たし、パイクスピークオープンクラスで3位という好成績を挙げた。1992年、1993年共にアンリミテッドクラス(改造無制限)で完走、1993年は総合2位の成績であった。スズキ及びスズキスポーツは、この経験を元に後のエスクードやSX4等の数々のモンスターマシンを作り上げていくこととなる。ちなみに1990年は2代目カルタスベースのスズキスポーツ・カルタスGT-iでオープンラリークラスで参戦。2000年には3代目ベースのスズキスポーツ・ツインエンジン・カルタスでパイクスピークオープンクラスに挑んだが、どちらも決勝でリタイアしている。
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