市単独事業化
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2005年、新十大建設のリストから外されたことで文建会は名称変更を要求、9月7日に国家歌劇院は「台中大都会歌劇院(英語: Taichung Metropolitan Operahouse)」へと再度改称することになった。9月21日、国家級劇場から地方級劇場へ降格に伴い台中市政府単独での事業となり、国際コンペティションが再度行われた。12月16日、コンペで日本の建築デザイナー伊東豊雄の作品が選定された。 2006年8月3日、市政府、伊東豊雄建築事務所、台湾の大矩聯合建築師事務所による合作で3者が合意、「公設民営方式(OT)」による運営が決定される(その後入札は3度不成立となる)。 2008年9月5日、第一期基礎土木作業が完成。翌年第二期工程施工は想像を超える複雑さと高難度の設計により入札が5度も流れ、9月18日に6度目の入札でようやく台湾ゼネコン麗明営造に決まった。11月17日に正式調印、12月18日に起工した。しかし作業は独特の設計に起因する難度の高さで順調には進まず、麗明営造は鋼板による建設を断念し、1,372枚の大小不同の壁面パーツを組み合わせたセメントでの新工法で壁の曲面を完成させた。歌劇院内部は梁と柱が直角に組まれず、従来の消防設備も設置出来ないことから水幕式火災防災システム(ウォータースクリーン)が採用された。この曲線壁面と水幕消防システムは特許認定された。 施工難度の高さからロイターが選ぶ「世界9大新ランドマーク」の一つとなり、施工過程はディスカバリーチャンネルによるドキュメンタリー番組が撮影された。 2013年5月22日、後に台中市長となる林佳龍など多くの台中選出立法委員団が北部・中部・南部に各1ヶ所の劇場を設置し、台中大都会歌劇院の国家級への再昇格を求める「国家表演芸術センター設置条例」(繁体字中国語: 國家表演藝術中心設置條例)法案を提出した。
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