市區重建局問題
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香港の市區重建局(中国語版)専務取締役韋志成(中国語版)は2017年12月3日付のブログにおいて、油麻地と旺角の古く容積率を使い果たした建物800軒を約15,700香港ドル/平方フィートで買い戻した場合、市區重建局は約1,380億ドルの赤字に直面すると述べた。しかし、本土研究社の成員である陳劍青はこの概算に疑問を呈した。彼は疑問を呈した理由を3つ挙げた。1つは、市區重建局がそれまで700軒強の建物しか再開発していないのに、800軒の再開発を試算することに意味がないこと。2つは、市區重建局がそれまで容積率を使い果たした建物を再建に選ぶことがなかったのに、ここで突如試算することは怪しいこと。3つは、容積率を使い果たしたため、15,700香港ドルという数字はより低くなる可能性もあること。さらに市區重建局は開発業者と利益分配するので、1,380億ドルの赤字は過大評価の可能性があるとして、市區重建局に詳しい計算の開示を求めた。。その2日後の12月5日には年次報告書から、市區重建局の予算は毎年のように実際の支出よりはるかに高い状況が続いていることが明らかになった。
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